お正月に迷子犬をみつけたときの話を描いたエッセイ漫画が、じんわりと温かい気持ちになるステキなお話です。
作者の南條沙歩(@south_jyooo)さんが近所を散歩中に見つけたのは、単独でテテテッと歩いている小型のワンちゃん。辺りに飼い主らしき人は見当たらず、リードなしで散歩するおじいさんの犬という可能性も考えつつ、車も走る場所で危ないため、どうしたものかと悩みます。
するとワンちゃんの方から近くに寄ってきてくれ、南條さんも座って話しかけるように近づくと、連絡先らしき文字が書いてあるチャーム(迷子札)を発見(!)。しかし初対面のワンちゃんなので、いきなり触ったら驚いてしまうと思った南條さん。実家の愛猫とのふれ合いを思い出して「犬の礼儀は知らないけど、猫の礼儀ならちょっとは…」と、まず手の匂いをかがせて、次に声を掛けながら首サイドや背中をなでて、その流れで顔の近くをなでながら、反対の手でチャームに触ることに成功します。ミッションクリア!
そして小さい文字を読みながらすぐに電話してみると、「(犬を)探してます…!」と必死そうな飼い主さんの声が。場所を教えてワンちゃんと一緒に待機していたところ、「スイマセン…!! ウチの子です」と駆けよってきます。飼い主さんにお礼を言われながらワンちゃんと別れた南條さんは、「犬とふれあえて人助け(?)もできて、ああ〜気持ちいい年明けだな〜」と笑顔のお正月になったのでした。何でもない日常の中の優しい世界にほっこり。
「なんの教訓もなく、なんの共感も必要としない #コミックエッセイ」と投稿されたお話ですが、Twitterでは「癒されました」「これは良い年明け」といった声から「迷子札は大事ですね」「勉強になりました」との声が寄せられ話題に。またモフモフに描かれたワンちゃんのイラストに「かわいい」の声も多く上がっています。
南條さんは続けて「猫だとおもった編」のエッセイ漫画を公開しているほか、pixivでは夜にみる夢を記録した「夢日記」を公開中。またアニメーション制作も行っており、作品はWebサイトなどでも見ることができます。
画像提供:南條沙歩(@south_jyooo)さん
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