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落とし物を撮ってアップしただけで特定されるかも!? 「SNSのリスク」呼びかける漫画に注目

堅苦しい話ですが、目の前の出来事をすぐ投稿するだけのことでも、リスクはあるのです。

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 「バナナの皮が落ちていた」などというささいな報告をするだけでも、アカウントの持ち主が特定されるかもしれない――SNSのリスクを描く漫画が注目を集めています。作者は漫画家のせいほうけい(@sehoke_p)さん。SNSユーザーがはまりうるワナについて、3つの事例を示しています。


アイキャッチ そのバナナ、悪い人が置いたワナかも?

CASE1:珍奇な落とし物を報告するリスク

 もしも道ばたにバナナの皮など不自然な物が落ちていたら、ノリで撮影しSNSに上げる人もいるでしょう。しかしこのバナナ、悪意のもとにわざと置かれたワナかもしれません。漫画では、バナナを仕掛けた「黒い人」が近くの物陰に潜み、面白がって投稿する人がいないか監視しています。もしバナナが撮影されたら、SNSを「バナナの皮」で検索。投稿した本人と、そのアカウントをともに特定するというわけです。


CASE1

CASE2:イタ電を報告するリスク

 2つ目の事例では、黒い人は電話にデタラメな番号を入力。出前の電話を間違った人を装って、無差別に電話をかけます。これも、受けた人が「出前の間違い電話がかかってきた」などと、SNSで報告するのが狙い。「間違い電話 出前」などで検索し、かけた電話番号とアカウントをひも付けするわけです。そして、これらの情報を足がかりに深追いするのでしょう。


CASE2

CASE3:旅行宣言のリスク

 最後の事例は非常にシンプル。黒い人が「旅行」で検索して留守中の家を探り、盗みに入っています。これは近年しばしば注意喚起されている、「SNS空き巣」と呼ばれる手口。「旅行に行ってきます」などと、留守を示唆する投稿だけで被害に遭うわけではないでしょうが、ほかにも住所のヒントとなるような投稿をしていた場合、狙われる可能性は高いといえます。


CASE3



 さまざまな手口に、リプライには「ネット怖い」と恐れる声が多数。「レストランや電車など、公共の場で起きた出来事については、時間をおいてから投稿する」「マンホールや電信柱、自宅の窓からの風景など、住所特定の鍵になるような写真は投稿しない」などの対策も寄せられていました。気にしすぎるとSNSで何も言えなくなりますが、投稿には何かしらのリスクが伴うことだけは覚えておきたいものです。


作品提供:せいほうけい(@sehoke_p)さん


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