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あす3月11日 春の嵐に警戒! 被災地は大荒れ、通勤・通学に影響も

関東でも朝の通勤・通学時には激しい雨にご注意を。

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春の嵐に警戒

 すでに西日本では局地的に雨脚が強まるなど、低気圧の影響が出ています。今夜からあす11日は東日本から北日本の太平洋側を中心に雨・風ともに強まり、春の嵐となる恐れがあります。あすの通勤・通学の時間は交通にも影響が出るかもしれませんので、十分にご注意下さい。東日本大震災から8年となる東北でもあすの午後から大荒れの天気になる恐れがあります。


春の嵐の原因 低気圧が日本付近で急発達


春の嵐に警戒

 春の嵐をもたらすのは、前線を伴った低気圧です。あす午前9時の予想天気図を見ると低気圧は本州の南岸を東へ進み、関東沖に達します。日本付近は等圧線が込み合って、気圧が980hPaに低下する予想。きょう10日午前9時時点で低気圧は1002hPaでした。24時間で気圧が22hPaも下がるということで低気圧は急発達しそうです。

 あす予想される最大瞬間風速は北海道、東北、関東、伊豆諸島、東海、中国地方で35m/s、九州北部で30m/sです。

 また、海上では波が高くなり、北海道、東北、関東、伊豆諸島で6mの大しけ、東海地方で5m、近畿と中国地方、九州で4mの予想です。


朝の通勤・通学時 関東で激しい雨


春の嵐に警戒

 あす朝の通勤・通学時間、午前7時ごろは、活発な雨雲が関東地方にかかる予想です。局地的にカミナリを伴い1時間に30ミリ以上の激しい雨が降る恐れがあります。その後、まとまった雨雲は北上し、東北でも夜にかけて太平洋側を中心に雨脚の強まる所がある予想です。あす夕方までに予想される24時間雨量はいずれも多い所で、関東と東北で80ミリ、伊豆諸島で100ミリです。


被災地では大荒れ 高潮にも要注意!


春の嵐に警戒

 低気圧の接近のタイミングや発達具合、満潮の時間帯が重なり、関東から東北太平洋側の沿岸では高潮の恐れがあります。

 あす11日、満潮時刻は以下の通りです。

宮城県
仙台市:午前6時3分、午後6時39分

福島県
いわき市小名浜:午前6時19分、午後6時51分

茨城県
大洗町:午前6時20分、午後6時55分

千葉県
勝浦市:午前6時56分、午後7時27分


防災上の注意・警戒点まとめ

 関東、伊豆諸島、東海は午前を中心に暴風や高波に警戒し、局地的に降る激しい雨や落雷、大雨による土砂災害や低い土地の浸水、川の増水に十分な注意が必要です。

 東北と北海道も午後から雨や風が強まり、あさって12日にかけて影響が長引く可能性があります。

また、北海道は次第に雪に変わり12日は猛吹雪になる恐れがあります。

 あす11日は、東日本大震災から丸8年。被災地では午後2時46分ごろを中心に復興祈念のセレモニーなどが予定されていますが、低気圧接近のタイミングと大雨や暴風のピークが重なり、行事にも影響が出る可能性があります。

 最新の気象情報や交通情報、自治体から出される情報に十分注意して下さい。


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