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Amazonプライム値上げで「Amazonゴールド」カードが注目される 年4320円でプライム使える、けど……

ただし利用は計画的に。【2019年4月23日更新】

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 「Amazonプライム」の料金がついに値上げされ、日ごろ利用しているネットユーザーが驚いています。Twitterなどでは解約を検討するというユーザーも少なからず現れており、そのインパクトは大きいようです。安く使える方法はないものか……。【2019年4月23日更新】

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ひえー

 Amazonプライムの新料金は、年間プランが4900円(税込、以下同)、月間プランが500円。従来から年間プランで1000円、月間プランで100円の値上げになっています。値上げ幅は年間プランで26%、月間プランで25%と高くなっています。

 この値上げに伴い、一部で注目されているのがAmazonのクレジットカード、「Amazonゴールド」です。

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券面が金色「Amazonゴールド」

 「Amazon Mastercardゴールド」(以下「Amazonゴールド」は、国際ブランドをMastercardとして、国内大手の三井住友カードが発行するクレジットカードです。特徴は(1)Amazonプライム特典が使い放題、(2)Amazonでのショッピングで2.5%のAmazonポイントを付与、Amazon外のショッピングでも1%のAmazonポイント、(3)全国主要空港のラウンジが使える──などとなっています。年会費は1万800円(税込)ですが、後述するように割引があります。

 Amazonのクレジットカードにはほかに「Amazon Mastercardクラシック」(以下、Amazonクラシック)があります。こちらは初年度年会費無料、年1回以上のカード利用で翌年度も無料になりますが、ゴールドとの違いは(1)プライム特典は付属しない(2)Amazon内のショッピングで1.5%(プライム会員なら2%)、Amazon外で1%をAmazonポイントで還元──という違いがあります。

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Amazonから届く段ボール箱のような券面の「Amazonクラシック」

 それぞれ「即時審査サービス」があり、その日からAmazonでの買い物に使えることをうたっているのも特徴です。

プライム会員はAmazonゴールドを持つべきか

【2019年4月23日更新】初出時、AmazonのWebサイトの説明から、「割引は2年目から適用」として説明しました。

これに対して読者から指摘があり、三井住友カードのWebサイトには「初年度年会費割引特典」として初年度から5400円引きが適用されるとあるため、こちらに従って記事内容を修正しました。


 Amazonゴールドの年会費は1万800円ですが、「マイ・ペイすリボ」(支払いが自動的にリボ払いになる)に申し込むことで半額の5400円になる、(2)「カードご利用代金WEB明細書サービス」に申し込むことで1080円引きになる──ため、最終的に4320円で利用できます。

 従来のプライム年会費は3900円だったので、Amazonゴールドの割引後の年会費4320円より安かったのですが、Amazonゴールドならポイントが多く付与されるため、一定以上の金額をAmazonで買い物する人であれば元は取れる、と言われてきました。

 値上げ後のプライムは年4900円になりますから、Amazonゴールドの割引後の年会費を逆転してしまいました。このため、Amazonプライムを割安に使いたい人にとってはAmazonゴールドが気になる存在になっているわけです。

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Amazonゴールドの特徴=Webサイトより
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Amazon Mastercardの年会費=三井住友カードのWebサイトより

 三井住友カードのWebサイトによると、Amazonゴールドの通常の年会費は1万800円ですが、申し込み時に「マイ・ペイすリボ」を選択することで5400円引きになります。その年度に1回以上のカード利用実績があれば、翌年度も5400円引きとなります。また、「カードご利用代金WEB明細書サービス」を申し込み、過去1年間に6回以上の請求があれば、翌年度から1080円の割引が適用されます。これで合計6480円引きとなり、年会費を4320円まで下げることができます。

 初年度は5400円引きで5400円、翌年度から4320円として、年4900円のプライムと比較してみると、Amazonゴールドの合計年会費は2年目でAmazonプライムの合計年会費を下回ります。(別表参照。ここでは消費税アップと今後の料金改定などの可能性は考慮していません)

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AmazonプライムとAmazonゴールドの年間料金を合計していくと……

 AmazonゴールドはAmazonでの買い物額の2.5%がAmazonポイントとして還元されます。さらに空港ラウンジの利用、海外旅行傷害保険・国内旅行保険というゴールドカード限定のサービスも利用できることも考えると、特にAmazonでの買い物が多い人は検討してみてもいいのかもしれません(この記事は入会を推奨するものではありません)。

 気をつけておきたいことを挙げましょう。

 ★ 今後、Amazonゴールドの年会費や割引条件、Amazonプライムの料金が変更される可能性があり、その際はお得かどうかの条件が変わってきます。今回の値上げを受け、従来の特典内容などが変わるかどうかも現時点では不明です。

 ★ 当然ながら審査がありますので、希望通りAmazonゴールドを利用できるようになるかどうかはどうかは分かりません。

 ★ 「マイ・ペイすリボ」は支払いが自動的にリボ払いになり、毎月の支払いが定額で済みますが、残高に対し年率15%の手数料がかかります。支払いの設定額と買い物額によっては手数料が高く付きますので、サイトの説明などをよく理解した上で利用しましょう。これを防ぐために、毎月の支払い額をカードの限度額と同じ額に設定するという手段があります(Webサイトから設定できます)。こうしておけば通常の1回払いと変わりません。

 ★ 三井住友カードの「Web明細割引」は過去1年間に6回以上の請求がないと適用されませんので、何らかの形で6回は支払うようにする必要があります(かつ、申し込みが必要なので忘れないように)。

 上記のように、維持にはちょっとしたものとはいえ手間がかかります。クレジットカードの管理が苦手な人や、カードが増えることによるセキュリティ上の問題が心配な人もいるでしょうから、お得になるとしても、その金額と釣り合いがとれるものなのかどうかはよく検討しましょう。「余計なものを買わなければいいのではないか」というのはよくある話です。

観音崎FP

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ファイナンシャルプランナー資格を持つ古参のほうのオタク。AFP(日本FP協会認定)。市場ウォッチが趣味。オタクとお金のことに関心があります。好きなアイドルは土屋亜子ちゃん。


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