子どもの知育にも効果的 実在する路線や駅をプラレールで再現してみるとめっちゃ楽しい:パパとママのためのプラレール構築術(4)(1/2 ページ)
GWのような大型連休の予定にも良さそう。
1959年に誕生したタカラトミーを代表するロングセラー商品「プラレール」。自由に組み替えられる青いレールの上を、実在する列車を再現したミニチュアが走る光景に、多くの子どもたちが心をときめかせたものです。
その子どもが大人に成長して、パパやママとなって親子でプラレールを楽しむというのは自然な流れ。ですが、久しぶりすぎてプラレールのことがよくわからないなんて人も多いはず。
「レールがうまくつなげられない」「ぐるぐる回るだけで面白くない」──。そんなプラレールのよくある悩みを解決する知識、子どもが「すげー!」と驚くようなレールを組めるようになるテクニックを、日本トップクラスのプラレールガチ勢が紹介していきます。
空転 プロフィール
1986年生まれ、高専出身のさえない会社員パパ 。幼少期よりプラレールを嗜み、そのまま卒業できなかった生粋のプラレーラー。各地のイベントでプラレールを広げるほか、仲間と遊ぶためなら全国に出没する。(最近は「育休」気味…)
個人サークル「空転ワークス」で活動中。2018年末のコミケで同人誌「パパとママのためのプラレール線形幾何学」を制作し、各所で注目を集めた。Twitter @Kuten_W
こんにちは。「プラレーラー」の空転です。
2018年末のコミケで頒布した「プラレール」のつなぎかたの同人誌「パパママのためのプラレール線形幾何学」に大きな反響をいただいたことをきっかけに始まった、家族でプラレールを楽しむための大人向けコラム「パパとママのためのプラレール構築術」第4回です。
今回はこれまでとは少し趣向を変えて、プラレールで実在する駅の再現にチャレンジしてみましょう! 週末や連休にじっくりと時間をかけて、親子で楽しめる遊び方ですよ。
写真を撮りに親子でおでかけ! 帰ってきたら再現にチャレンジ
プラレールは車両やレールなど、バリエーション豊かな製品が販売されています。その中には「情景部品」というトンネルや橋などを再現したものも用意されています。
今回は、その情景部品を活用して、実在する路線や駅などの風景を再現する「再現系プラレール」の楽しみ方を解説していきます。
「再現系プラレール」の究極系は、以前に仲間たちと作った「山手線を全線再現」や「東京の地下鉄路線網を再現」ですが、今回は家庭でできる規模……つまり1つの駅の風景を再現する楽しみ方を紹介していきます。
再現したい駅・風景を決めたら、実際に見に行ってみよう!
まずは「どんな風景を再現するか」を決めましょう。今回は「ねとらぼ」が編集部を構えている麹町からも近い「四ツ谷駅」を再現することにしました。
再現したい風景が決まったら、その風景の特徴を調べていきます。
四ツ谷駅は、JR東日本の中央快速線と総武線、東京メトロの丸ノ内線と南北線が接続する駅。この辺りは江戸城の外濠を利用して作られた区間で、JR線はかなり深い谷の中を走っています。
後年に作られた丸ノ内線は地面の浅いところを走っており、谷を越えるように高架線になっていて、地下鉄(東京メトロ)が地上線(JR)の上を走っているという面白い構造をしています。
風景をよく知るためには「観察」が大事です。最近はGoogleマップなどの地図アプリを使って調べることもできますが、下見を口実にして親子でおでかけする……なんてのも良いですね。
現地で確認するのが一番良いですが、「○○駅 配線略図」などで検索してみると、有志によって調査済みの駅の情報が公開されている場合もあるので、それらを活用してみるのも良いでしょう。
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