子どもは親の悪気のない言葉や言動で「期待はするだけ無駄」という気持ちを植え付けられてしまうことがある――そんなエピソードを描いた実録漫画が反響を呼んでいます。
作者の亀田(@n_kurakura)さんが子どものころ、お店で欲しがったものを「次来た時に買ってあげる」とお父さんが言ってくれました。うきうきしながら「次の機会」を待っていると、今度は「欲しいものがすぐに手に入るとためにならない」から買わないと言われます。「なぜその時に断らず期待だけさせた!!!???」と疑問を抱く亀田さん。最初に買わないと言ってくれればいいのに、これが続くと「やっぱりね」と期待できなくなりますよね……。
またある日、亀田さんが欲しかったゲームをお父さんが持ってきて「お皿洗ったらやってもいいよ」と言います。ワクワクしながらお皿洗いを終えると「あと宿題したらやってもいいよ」とお父さん。さらに「ついでにお風呂洗ったら〜wなんてw」とお母さん。要求がどんどん増えていき、期待を裏切られた亀田さんは「いらない!!!」と憤るのでした。
最初から買う気がないもの、実現できないことに対して、その場しのぎで「また次の機会に」と言ってしまったり、ご褒美方式で「追加でこれもやったら」と要求が増えてしまった……思い当たる人も多いかもしれません。人は「希望がかなう」と思えば頑張れるもの。だからこそ、思わせぶりなことはせず、不用意に発言を変えないようにしたいと考えさせられる漫画です。希望がかなうと思えることは人生においてとても大切。親がその芽を摘まないようにしたいものですね。
漫画を読んだ読者からは「些細なことでも積み重なっていけば何も信じられなくなる」「どうせが口癖になってしまった」「同じことをしないように気をつけたい」など、似たような経験がある人からの反応や自分も気をつけたいなどのコメントが集まっています。
亀田(@n_kurakura)さんは、自身の経験や日常などを描いた漫画やイラストなどをTwitterで公開しています。
画像提供:亀田(@n_kurakura)さん
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