「今まで全然気づかなかったけど家の床にネコがいた…」というツイートが予想外の方向で話題を呼んでいます。“ねこはこのような見た目”だったか……!
漫画家の中陸なか(@nakaoka724)さんが投稿したのは、自宅の床の画像。床板の一部にある木目がうまくいたずらして、ギョロッとした目のねこのような生物が2本足で立っている姿に見えます。そのセンセーショナルな見た目に驚いた中陸さんがTwitterに画像を投稿したところ、8万6000件もの“いいね”が寄せられたほか、「ねこです」「そこにねこはいます。よろしくおねがいします」「収容違反」といった謎のリプライが相次いで投稿されることとなりました。
この「ねこです」とは、ネット上で親しまれているSF系創作コミュニティーサイト「SCP財団」に投稿された、エピソードの一つ(アイテム番号:SCP-040-JP)。
某県の某村に放置されていた井戸小屋を肉眼でのぞきこむと、その人間は「ねこが居た」と報告し始め、その後は“ねこがいる”という観念に強く執着し始めたり、暗闇に“ねこがいる”と言ったり、常に“ねこの視線”を気にするようになると紹介されています。その際、「ねこはこのような見た目でした」という文章とともに紹介されていたのが、ギョロリとした恐ろしい目を持ち、鼻や口は持たない奇妙なねこの姿。イラストには「ねこです」「よろしくおねがいします」という謎のメッセージが添えられていたことから、このエピソードは通称「ねこです」と呼ばれています。
今回、中陸さんが図らずも投稿した床板の木目がこの「ねこです」の姿にソックリだったことから、SCP財団ファンが反応した――というのが今回のバズ現象のからくりで、中陸さん本人も「『ねこです』の意味が最初わからなくて皆さんのコメントを読んで『ネコだけども?!』と動揺したのですがワードを検索して解決しました。知らない世界が知れてよかった。ありがとうございます」「びっくりした SCP財団 覚えました」とコメントしています。
(Kikka)
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