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2019年5月9日の株式市場で、コロプラ(東証1部)が前日比44円高(+7.11%)の663円に上昇しました。
前日に発表した2019年9月期第2四半期(18年10月〜19年3月)の連結決算で、営業損益が前年同期比で88.2%減ながら、4億9200万円の黒字を確保。営業赤字に陥っていた第1四半期から黒字転換したことで、収益性の改善を期待した買いが集まったようです。
「魔法使いと黒猫のウィズ」「白猫プロジェクト」などで知られるコロプラは、ピークの2015年7〜9月には売上高723億円、営業利益323億円を計上していました。19年1〜3月は売上高97億円、営業利益6.9億円と、ピーク時から大幅に落ち込んでいます。既存タイトルが漸減し、新作もふるわなかったことなどが要因です。
株価も低迷し、かつて6000億円を超えた株式時価総額も、現在は857億円(9日終値ベース)にまで縮小しています。
今後は新規タイトルの開発ラインを厳選するなどして収益性を高め、第3四半期(4〜6月)には著名なクリエイターがが参加する「最果てのバベル」を投入する計画です。通期の業績予想は公表していません。
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“失われた数十年”が影響している可能性。