advertisement
2019年5月16日の株式市場で、すてきナイスグループ(東証1部)がストップ安(値幅制限の下限)となり、前日比300円安(-27.3%減)の796円にまで値を下げました。値下がり率は全市場でトップでした。
同社は住宅建築用資材や戸建て・マンション販売を展開するグループの持ち株会社。16日午前、決算を粉飾していた疑いで横浜地検と証券取引等監視委員会が同社を家宅捜索。NHKによると、子会社の業績を改ざんして有価証券報告書に虚偽の記載をした金融商品取引法違反の疑いがもたれています。
家宅捜索が入ったことが伝わると、株価は一気に急降下し、ストップ安水準のままでこの日の取引を終えました。
同社は木材市場業界では最大手で、2019年3月期の連結売上高は2429億円、純利益は3億5000万円。株価の水準を示す指標のうち、1株当たりの純資産と株価の倍率を示す「PBR」は16日終値ベースで0.19倍と、会社の解散価値を大きく割り込んでいます。株式時価総額は約77億円です。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- ミクシィ、今期の利益は9割減を予想 「モンスト」の落ち込みで巨額の減収減益に
ライト層の活性化が課題とのこと。 - 泉佐野市「非常に驚いている」 ふるさと納税新制度、4市町の除外を正式決定
総務省に理由を確認して対応を検討するとのこと。 - 「会社ほぼ倒産で即日解雇」元スタッフの投稿が話題になった「アルフリードゲームス」破産
「給与未払いのまま即日解雇になった」といった投稿が相次いでいました。 - 保険適用が決まった白血病新薬「キムリア」、価格「3349万円」の理由は
公的制度によって患者の負担はかなり抑えられます。 - ジョリーパスタ、ゼンショーが完全子会社化で上場廃止へ
最終売買日は7月29日。