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これで遊べば「大富豪のローカルルール多過ぎ問題」が解消できるかも 大会に使われている“連盟公式ルール”とは

「大富豪しようぜ!」「いいぜ!」→「俺の知ってる大富豪じゃない」に陥りがち。

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 「大富豪(大貧民とも)」はトランプゲームの定番。しかし、ローカルルールがとても多く、遊ぶのが意外に大変なことでも知られています。経験ありませんか? 「大富豪しよう!」「いいよ、11バックはアリ?」「階段革命は?」「何それ知らない」と、なかなかゲームが始められないという。

 また、どんなルールで遊ぶのが面白いのかが分かりにくいのも、大富豪の難しいところ。採用するルールは、「自分の地元にはこんなルールがあって〜」というような会話をしているうちに、何となく決まってしまうことが多いのではないでしょうか。

 こういったローカルルールの煩わしさを解消するヒントになりそうなのが、「日本大富豪連盟」が採用している「連盟公式ルール」。大富豪の大会を行っている組織で、連盟公式ルールは「数多くある地方ルールの中から厳選」した結果、生まれたものだとしています。一体、何がアリで、何がナシなんです?



五大公式ルール

 日本大富豪連盟が「五大公式ルール」として掲げているのは、以下の5つ。なお、解説はざっくりしたものなので、正確な内容は公式サイトからご確認ください。

  • 革命:(ジョーカーを含む)同じ数字のカード4枚を出すと、カードの強弱が逆転
  • 8切り:「8」を出すと場が流れ、自分からカードを出せる
  • 都落ち:大富豪より先にあがるプレイヤーが現れた場合、大富豪は自動的に最下位になる
  • スート縛り:同じスート(スペード、ハート、ダイヤ、クラブのこと)のカードが連続で出された場合、場が流れるまでそのスートのカードしか出せなくなる
  • スペ3返し:通常、「3」は最弱のカードだが、1枚出しのジョーカーに対してスペードの「3」が出せる








 考案された経緯について日本大富豪連盟に話を伺いました。

―― 連盟公式ルールは、どのように決定されましたか?

 ローカルルールの内容確認と、認知度のヒアリングなどを行い、競技大会にふさわしいと思われるルールを考案しました。あまりにもマイナーなもの、運要素が強過ぎるものは除外。また、ゲームが複雑になり過ぎて、カードの出し間違いが発生したり、プレイ速度に悪影響を及ぼしたりする可能性にも考慮しています。

 具体的に言うと、ヒアリングの結果、使ったことがあるという人がほとんどいなかった「オーメン」「7渡し」などは不採用。「階段革命」はスート縛りが複雑になることなどから、使えなくなっています。

 なお、「11バック」は、採用を希望する声が多いため、現在も検討を進めています。

―― この手のトランプゲームで気になるのは“運要素の強さ”。連盟公式ルールではいかがでしょうか?

 イメージとしては「将棋(ほぼ実力のみ)と麻雀(運の要素が相当ある)のあいだ」だと思います。詳細なデータがあるわけではありませんが、短期決戦だと運と実力が半々くらいになることもありますが、試合を相当数こなすと実力が約7割まで上がるのではないかと。

 大会では現在、1セット4ゲームの3セットマッチが主流で、席替えなどで公平性を保つ配慮もしています。この場合だと、実力的に格上の相手に対する勝率は、2〜3割程度まで落ち込むかと思います。

 実力のある方はカードカウンティング(他プレイヤーの手札などを読むこと)をしたり、相手の考慮時間や手札の並べ方、席順などを考えたりしながらプレイされているようです。


 ちなみに、日本大富豪連盟が主催する「天下一大富豪大会」のもようは一部YouTube上で公開されており、連盟公式ルールのゲーム展開をつかむことができるはず。また、2019年には第五回大会が開催される予定で、その関東予選は7月21日に行われるそうです。

ガチでプレイするとこんな感じに

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