バスタオルを用意して
どのエピソードも涙腺を大洗浄してくれることは間違いないんだけど、シーズン2のエピソード1「ゲイに神のご加護を」は特におすすめ。涙用バスタオルを用意して見て!
このエピソードで大変身させられる依頼者は、ゲイの息子をもつ敬虔なクリスチャンのママ・タミー。タミーは愛と思いやりに満ちあふれた女性で、みているだけで心をあたたかく溶かしてくれるひと。
「クィア・アイ」では、変わるのはヒーローばかりではない。同性愛者であることで教会から拒絶されたつらい過去を持つことで、教会に足を踏み入れることさえできなかったインテリア担当のボビーが、タミーとのふれあいを通してどう変わっていくのか。
さらにこのエピソードで見逃せないのが、変身が終わり、タミーとファブ5がお別れを言うシーン。普段はクールなアントニがママ・タミーの言葉で我慢できずに……どうなるかは、ここでは言わないでおく。サプライズでみてほしいから、本編を見て何が起こるかチェックしてね。
変身プロジェクトの中で一番重要視されているのは、ヒーローたちに自信をもってもらうこと。実は“改造すること”ではなく、“サポートすること”がファブ5の仕事なの。エピソードの終わりにヒーローたちがキラキラ輝いてみえるのは、彼らがもともともっている魅力が、ファブ5たちによってひきだされたから。誰にでもその人にしかないキラキラがあるんだということを教えてくれるのが、このショーのステキなところ。
自信がほしいとき、ポジティブになりたいときに絶対おすすめな「クィア・アイ」は、Netflixでシーズン3まで配信中。中には、ファブ5が来日して撮影された日本版エピソード(水原希子や渡辺直美がゲストで登場!)もある。近日配信予定のシーズン4では、“ピッグボーイ”と呼ばれるニューメンバーも加入予定。心理学者で、Self-esteem(自尊心)を担当するとか。ファブ6になるのかな……?
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 人間の心をザワザワさせるNetflix「リラックマとカオルさん」 カオルさんの性格は「闇」なのか?
かわいいリラックマを見て癒やされる10分間……ではないのである! - 「わたし、定時で帰ります。」7話は“定時で帰りたい女”vs“仕事命の昭和男” 長年信じてきた価値観を否定する難しさ
父親が焦がしたハンバーグの悲哀。 - 46年連れ添った妻を捨て、会った時間30分のメル友にプロポーズ「奥さんもアナタは要らないんじゃないですかね?」 「テレフォン人生相談」先週のハイライト
妻から離婚を止められるのを望む自尊心夫。 - 徹底推理「あなたの番です」犯人と真相3つの可能性 クソあにきが殺されるまでの二転三転、脚本の巧さ
それでも黒幕は存在しない説を推す。 - 「腐女子、うっかりゲイに告る。」鬱展開を腐女子パワーが救った6話 でも彼氏がゲイだと発覚したからって、BL本を貸す腐女子なんているだろうか?
腐女子描写が「キャラ」になってるのが惜しいドラマ。