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「年に120日休める」職場ってどれくらいあるの? 意外と知らない年間休日数の目安(2/2 ページ)

就職、転職活動のときには頭に入れておきたいところ。

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法的に最低限の年間休日数は何日間?

  • 1日8時間働く場合は105日
  • 労働基準法では「(労働時間は)原則1日8時間以内、1週40時間以内」とされています。1日8時間ずつ働くと5日間で40時間に達するため、2日間休む必要が。これを年間休日数に置き換えると105日となります。なお、36協定の範囲内でもっと少ない年間休日を定めることは可能ですが、この場合は割増賃金を支払うことが前提

いわゆる“カレンダー通り”の年間休日数(土日祝休み)は何日間?

  • 120日前後
  • 完全週休2日制に加え、国民の祝日、ゴールデンウィーク、お盆休み、年末年始休暇も休日に計算されるケースで、大企業では120日間が年間休日の基準となるようです
  • “カレンダー通り”の年間休日数は「祝日が土日と重なるかどうか」などにも影響されるため、年によって増減。2019年4月〜2020年3月31日までの場合は、122日となります

「土日祝も営業する企業」の休日数は?

  • 105日
  • サービス業をはじめとした土日祝も営業する企業の年間休日数は、労働基準法で定められている労働時間の上限に基づいて決められることが多いとか

年間休日数の平均は?

  • 約108日(1企業あたりの平均)
  • 民間企業を対象とした厚労省の調査(就労条件総合調査/平成30年)では、1企業平均は107.9日という結果が出ています。

 ちょっと気になるのは「年間休日数はどれくらいが普通なのか」という点。「就労条件総合調査」(平成30年)によると、最も多いのは100〜109日(34%)で、120〜129日(23.8%)、110〜119日(20.5%)と続きます。

 反対に年間休日数が100日を下回る企業も全体の約2割にのぼっています。なお、同調査における1日の所定労働時間の平均は8時間を下回っており、上述の「(1日8時間働く場合)法的に最低限の年間休日数は105日」という話が当てはまらないケースも含まれているものと思われます。

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