浮気夫を「許せないけど別れたくない」の無限ループ、ついには浮気夫の方から別れを切り出される 「テレフォン人生相談」先週のハイライト(2/2 ページ)
アドバイザー、どっちつかずな相談者を遂に見放す?
アナタがどうするかは自分で決めるしかない
この日のアドバイザーは弁護士の中川潤先生。相談者の悩みは法律以前の問題という感じもするが、うまくまとめてくれるのだろうか!?
浮気を突き止めて、別居をして、公正証書まで作って、それでも嫌いになれず「やり直そう」としても何だかんだで夫を責め立ててしまって……。
「そういう自分であることをそのままにしたままね、『だけど彼とやっていく方法がありますか?』って、そらないですよ!」「もう起きたことはいまさら消せないんだから。そのことを責め立てれば、亀裂は深まるだけなんだから。そうすると、アナタ堂々巡りのことをこの先やってくだけの話なんですよ」
浮気をするタイプの夫であることを踏まえた上で、なおかつ別れたくないというのならば、全て忘れたふりをして腹に収めて一緒に暮らすしかないと指摘する。
「……ということが出来ないんであれば、アナタ自身の精神衛生上も、別れた方がいいよ?」
「うーん、なんかぁ〜。どうしてもこう、怒りがカーッと来てしまって……」
「うん、だから、一方で怒りを持って彼を責めつつ、でもそういうアナタなんだけど『好きなのよね』『一緒にやってよね』って、一緒に夫婦出来るわけないじゃない!」「浮気を許すことが別にいいことだと僕は思ってないですよ。アナタが『別れたくない』と、そっちの道を選択したいんだったら、そうするしかないんです」
夫の側が浮気を十分に反省し、「やり直そう」と考えている段階で、何かにつけて責め立てられたらキツイのは分かる。本当に別れたくないのなら、全部忘れて許すしかないだろう。
「アナタが言っておられることは実現しがたいおねだりなんですよ。要するに『昔へ戻りたい』っていう話。何もなかった状態に戻りたいと。戻れないんです。もう起きてしまったことは。そっからどうするかをアナタは考えるしかない」
ただ、ちょいちょい浮気するタイプの夫が、別居から1年もたって、浮気をしていないとは考えづらいのだが。
そもそも、別居の原因となった浮気相手とまだ別れていない可能性も高い。結果、浮気相手の方に心を奪われて「1回ちゃんと別れた方がいいんじゃないかね?」なんて言い出したんじゃないかと思ってしまう。
端から見ると、明らかに別れた方がよさそうな夫。「さっさと別れろ!」と言っちゃうのが一番簡単なアドバイスなんだろうけど、それでも「別れたくない」と相談者が言うのなら、今井通子もこう言うしかない。
「もう、全然なかったことにして(別居をやめて)普通に生活をする。他のものには譲らないぞって……いうような心持たないと無理だと思いますけどね。で、アナタがどうするかは自分で決めるしかないんですよ」
若干、相談を放り出した感はあるけど……。
これまでの「テレフォン人生相談」
北村ヂン
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