advertisement
飲食店のドタキャン(ノーショー)問題の対策として、弁護士の北周士氏が「ノーキャンドットコム」を立ち上げました。運営が店側に代わって、キャンセル料を回収するサービスです。
店は利用開始時に、予約のキャンセルに関するポリシーを作成。キャンセル料や注意事項といった規定を、店のサイトやグルメサイトで告知します。
そのうえでキャンセルが発生した場合、運営が督促業務を代行。キャンセル客から料金を徴収し、そこから手数料30%を差し引いて店へ振り込む仕組みです。
経済産業省によると、ドタキャンによる飲食店の年間被害額は2000億円にも上るとのこと。この問題を放置すると飲食業界の健全な発展が妨げられ、飲食業界で働く人たちの待遇にも悪影響が出ると考え、北氏はサービスを始動しました。これにより、「飲食店に発生してしまった損失がある程度でも補填されるとともに、飲食店に対しドタキャンをすることが非常識であるという認識が広まることを願っています」と述べています。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 被害は推計年間2000億円 予約の“無断キャンセル”問題、対策推進協議会を5社が設立
無断キャンセルの防止や被害を最小限にするための仕組みを提供するとしています。 - 無断キャンセルした大学職員にうどん店「二度と来ないで」と激怒→実は架空の大学でツイート自体も壮大な釣りだと話題に
手間のかかることを……! - ダイナース、有名飲食店のドタキャン席を買取・再販する「ごひいき予約」を開始 カード会員向けにLINEで通知
急に空いた席に座れるかもしれません。 - 予約を無断キャンセルした客の番号を共有するサイト、注目浴びる 背景には飲食店の“泣き寝入り”事情
サイト運営者、個人情報保護委員会に取材しつつ、飲食店経営者に“無断キャンセル”の実情を聞いた。【訂正】 - 偽注文→キャンセルの業務妨害 被害届を出したアパレルブランドの報告に注目集まる
同じような被害を受けている人に、警察への相談を勧めています。