松本人志「このままじゃ吉本はだめ」、東野幸治「いつからそんなに(吉本は)偉そうになったのか」と涙 岡本社長もVTR出演のワイドナショー緊急生放送を詳細レポート(2/3 ページ)
ワイドナショー生放送の様子を詳しく紹介。
東野さん、生放送番組で「株主発言」に触れる
また東野さんは、吉本興業岡本昭彦社長の発言とされる「吉本興業はテレビ局、在京在阪の5社の株主だから大丈夫」という言葉についても「にわかに信じ難い」と触れた他、「詐欺グループに関する入江君(入江慎也さん)のイベントについて。吉本主催なのか主催じゃないのか定かではないけれども、詐欺グループ(もしくはそのフロント企業)のイベントのスポンサーになっていたっていうのを、もしかして吉本が隠したいから会見をさせなかったと捉えられても全然おかしくない。その辺のところも何の説明もないので、ちょっとこれは『吉本だめでしょ』と思いました」と切り込みました。
松本さん「俺が引き取るから……保証人になるから、やらかした子やイエローカードの子をちゃんと生かしたってくれ」
さらにゲストとして出演していた芸能リポーターの駒井千佳子さんから、松本さんと東野さんへ「7月20日に吉本興業本社で幹部たちと話し合った内容について聞きたい」と質問が飛ぶと、松本さんは「芸人のギャラの問題、会社が変わらないといけないという話など結構話した」と明かし、「岡本社長に会見をさせなさいと。それは絶対やらないとだめだ。じゃないとこの会社はだめだ。と伝えた」と言います。
また今後についても松本さんは、「吉本興業内に、いわば『松本興業』じゃないけど、1個僕の部署を作ってくれと。そこでやらかした子たちとか、イエローカードの子たちを僕が……俺が引き取るから……保証人になるからちゃんと生かしたってくれと……。お笑いを愛する人間を自分から辞めるならともかく、上から言われてクビっていうのは僕は絶対に違うと思うから……」と言葉に詰まりながら上層部に掛け合ったことを告白。それについては吉本興業側も受け入れてくれていると明かしました。
岡本昭彦社長VTR出演で陳謝
また番組内では吉本興業の代表取締役社長・岡本昭彦さんがVTR出演。次の通り、語って頭を下げました。
吉本興業の岡本でございます。この度は弊社の問題につきまして大変ご迷惑をおかけしておりまして、誠に申し訳ございません。
はじめに、反社会的勢力からタレントが金銭を受け取ってしまった件につきまして、被害者の方々に対し、事務所を代表しておわび申し上げます。
またファンの皆さま、関係者の方々にも大変ご心配、ご迷惑をお掛けしまして、誠に申し訳ございません。
昨日のような会見をタレントにさせてしまったことを大変心苦しく思っており、つきましては、明日(7月22日)、私の方から会見を開かせていただいて、ご説明させていただければと思います。この度は申し訳ございません。
東野さん、涙ながらに2700、スリムクラブらの気持ち思いやる
岡本社長のVTR明けには再び松本さん、東野さんが現在の心境やこれまでの過程について振り返りました。
東野さんは「無期限謹慎のスリムクラブとか、2700とか、他の芸人たちはやっぱりつらいと思うし、もしも会見をしたいって言うのならさせてあげてほしい」「(謹慎中の芸人たちは会社が)どういう状況なのか分からないと思うので、吉本の社員も1日に1回、2回でいいから電話とかメールをしてあげてほしいと思う」と涙ながらに後輩を思いやりました。
また「吉本興業の横柄な態度がもしも気になる方がいらっしゃったら、スタッフの皆さん、他の所属のタレントの皆さん、一般の方でも、僕や松本さん、今田さん、浜田さん、さんまさんとかに言っていただければ、上の方に言いやすいので、ぜひ言っていただければと思います」と自社の姿勢を正したい思いも語り、これには目に涙をためた松本さんも真剣な表情で聞き入っていました。
処分された芸人の今後について
会見後の宮迫さんと電話で話したという松本さんは「(宮迫さんは)スッキリしていた」と語り、今後も付き合いを切る気にはならないと断言。「あいつらが嫌がるんならしょうがないけど、宮迫、亮、岡本社長でちゃんと話す会を設けてくれと言ったら、岡本社長も認めてくれたし、やりにくかったら僕も行く」「僕の希望は近いうちに岡本社長と宮迫が乳首相撲をやること。これで全て解決でできる。東野、乳首相撲は世の中のもの全部解決するよ」と笑いを取れば、東野さんは「もしそうなったら、僕は泣きながら行司やります」と上手に着地しました。
そのうえで東野さんは宮迫さん、亮さんについて「宮迫とは一緒にレギュラーもやってきたし、個人的な意見だが、帰ってきてもらって山のように文句言いたい」「亮の会見は心を打たれた」「一緒に仕事したい。本当に」と語りました。
松本さんはこの話題の中で入江さんに対しても、「トカゲのしっぽ切り的な感がしないでもないので、1回ゼロにしてもう一回考え直してもいいのかなと思う」、東野さんは「孤立している」と処遇について言及。今後何らかの対応が取れないのかという思いをにじませました。
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