コラム
「焦燥す」「洋袴」「馬尻」「卵糖」って読み方分かる? 夏目漱石が使った“自由過ぎる漢字表現”(9/9 ページ)
現代人がマネすると「読めないんだけど」とマジレスされるやつ。
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【答え】卵糖
答え:カステラ
チヨコレートを塗つた卵糖(カステラ)を口一杯に頬張る(『虞美人草』)
※引用は平成版『漱石全集』(岩波書店)によりました
参考文献
- 今野真二(2008)『消された漱石 明治の日本語の探し方』笠間書院
- 田島優「漱石の特徴的なあて字――字音的・字訓的表記と意味的表記との混交――」,国語文字史研究会編(2005)『国語文字史の研究 八』和泉書院
- 田島優(2009)『漱石と近代日本語』翰林書房
- 山下浩(1989)「漱石の『当て字』あるいは『誤字』について」,「言語文化論集」第30号
(ながさわ)
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