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「らき☆すた」聖地の神社では「献花の代わりに絵馬奉納を」 ファン団体が呼びかけ、真意を聞いた

絵馬を奉納し、回復を祈願することを呼びかけています。

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 京都アニメーションを支援する動きが盛り上がる中、同社が制作したアニメ「らき☆すた」のファンが、聖地・鷲宮神社で献花の代わりに絵馬を奉納しようと呼びかけて注目を集めています。

 呼びかけているのは、同作のファンによる有志団体「らき☆すた神輿準備会」。「らき☆すた」の聖地である埼玉県久喜市鷲宮で開催されるお祭りに登場する「らき☆すた神輿」の準備や運営を行っています。


「らき☆すた神輿」 平成30年(2018年)度鷲宮八坂祭 らき☆すた神輿渡御

 同会は「京都アニメーション様に関し、鷲宮神社や神社周辺での献花はご遠慮下さい。しかし、鷲宮神社では、絵馬を奉納し、回復を祈願することができます。皆様のお気持ちを、是非絵馬に記し、ご奉納頂けますと幸いです」とTwitterで呼びかけ、話題になりました。

 編集部がその意図を聞いたところ、他の京アニ作品の舞台では献花台を設置する動きがあるものの、鷲宮での聖地は鷲宮神社や商店、住宅街などで献花台設置を提案するのに適した場所がなかったという事情がありました。また神社は通常、献花を行う場所でないということも理由といいます。

 しかしらき☆すた神輿の渡御が近づく中で、ファンから気持ちを表したいとの声もあって悩んでいたところ、鷲宮神社に回復祈願の絵馬を奉納する記事を見て、「当会として、これならば各所に迷惑にならず、鷲宮らしい気持ちの表し方かと思い皆様に向け、僭越(せんえつ)ながらツイートさせていただきました」と同会の代表、大木さんは語ってくれました。

 絵馬を奉納しようという呼びかけは、聖地に対するファンの配慮によるものでした。7月28日には鷲宮の夏祭り「八坂祭」が開催され、らき☆すた神輿渡御も行われます。こなたたちの姿が描かれた神輿が街を練り歩く様子は、沈んだファンを元気づけてくれるのではないでしょうか。


平成30年度鷲宮八坂祭 らき☆すた神輿渡御

画像提供:らき☆すた神輿準備会

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