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【直伝】流し撮りの成功率を上げる方法(2)「一脚を効果的に使う」:レースフォトグラファー奥川浩彦の「サーキットへ行こう」(7)(1/4 ページ)
後編は「一脚のメリットと撮り方のコツ」を具体的に説明します。
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「流し撮りの成功率を上げる方法」の後編は「一脚を使う」です。先日掲載した前編「集中する」も一緒にどうぞ。
サンニッパ(300mmF2.8)、ヨンニッパ(400mmF2.8)、ゴーヨン(500mmF4)……などの大砲レンズを使用しているベテランのフォトグラファーには、一脚は必須アイテムと思われます。しかし流し撮り初心者には「一脚を使うと上手く振れない」など、使いこなすのが難しい道具でもあります。一脚を使いこなすと流し撮りの成功率が劇的に上がると筆者は思っています。
一脚と三脚の違い
一脚は三脚と比べると一般的な撮影用具ではなく、望遠レンズを常用するスポーツ系の撮影で主に使われます。三脚のように自立はしませんが、動く被写体を追いやすく、三脚より機動性が高いです。
脚が1本ですので三脚に比べて設置、撤収の手間が掛かりません。脚の数は3分の1であり、三本の脚のバランス調整が不要になることを加味すると設置時間は3分の1以下となります。撮影ポイントを移動する際も、一脚は軽いので、カメラ(レンズ)に取り付けたまま移動できます。
また、三脚よりも設置(専有)面積も小さいので、フォトグラファーがズラーっと並んで撮影する場所では三脚より有効な機材です。ちなみに、サーキットの報道エリアでは一部を除き三脚の使用は禁止されています。
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