各キャストがハマる「ルパンの娘」 奥手な和馬（瀬戸康史）が初めての夜に見せた筋肉ボディとマルシアの白目（2/2 ページ）

恋人の母親に血液を採取される深田恭子。

[寺西ジャジューカ, イラスト：まつもとりえこ，ねとらぼ]

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今回はマルシアが白目

　今回は和馬が大活躍だった。家族を旅行に出し、華が家に来る前にコンディションを万全にする。竹刀を素振りし、体をパンプアップ！　っていうか、素振りの際に上半身裸になる必要はないと思うのだが……。シャワーを浴び、髪をビシッとキメ、そして、やっぱりスーツを羽織ってネクタイを締める。家族を見送ったときはラフな格好をしていたのに。自宅でも和馬の勝負服はスーツなのだ。

　「2人っきりで過ごす夜って、は……初めてだね」（和馬）

　おそらく、2人はまだプラトニックだ。出会って速攻でキスした割に。

　闇格闘技王者級の強さを持つ強盗を相手に互角の攻防を繰り広げる和馬。先ほど見せた上半身裸のサービスショットが効いている。このドラマに備え10キロ増量した瀬戸康史のムキムキボディに、俊敏な身のこなし。そういえば、彼は元仮面ライダーでもあるのだ。

　華もSNS強盗の1人と対決した。でも、その姿を美佐子に見られるわけにはいかない。つまり、第3話で華の手刀の餌食になったのは美佐子だ。白目になる美佐子。その間、フライパンを使ったジェット・リーばりの格闘術で華は勝利を収める。その後、意識を取り戻した美佐子は予想外の言葉を口にした。

　「気に入ったわ。桜庭家にふさわしい嫁よ！」

　切れ者で手強い存在だと思っていた美佐子だけど、案外チョロい。3話にしてあっさり陥落するとは……。

　こんなに各キャストがぴったりハマっているドラマは久々だと思う。よくできている。でも、正直、飽きも来始めている。このノリで最終話まで突っ走るつもりなのだろうか？　変化がないと、そろそろしんどい。……と思いきや、第4話からは岸井ゆきのが和馬のお見合い相手、華の恋敵として登場する模様。岸井はNHKの朝ドラ「まんぷく」で、瀬戸とついこないだまで夫婦役だった。絶妙なタイミングで訪れる新展開、フックの効いたキャスティング！　抜かりのないドラマだ。

寺西ジャジューカ

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