【漫画で紹介】こんなほめてくれる料理ショーある? ド素人が超ハイレベルなお菓子作りに挑戦する「パーフェクトスイーツ」がハッピーすぎる(2/2 ページ)
最近「ほめられ」が足りないあなたに。
最高の審査員たち
進行役兼審査員を務めるのは、女優でコメディアンのニコール・バイヤーと、ジャック・トレス。おいしいお菓子にはスパイスとお砂糖が肝心、とよくいうけれど、この2人はまさにこの番組のお砂糖とスパイス。
メイン司会のニコールは、底抜けに明るいコメディアン。彼女の魅力を味わえる瞬間のひとつとして、挑戦者が「おジャマボタン」を押すときがある。このボタンを押すと、押した挑戦者のライバルをニコールがウザ絡みで妨害する。鼻から変な音を出したり挑戦者の耳元で歌ったり。ビッグで美しくファニー、女優もこなす彼女がこの番組に欠かせないスパイスだ。
対してこの番組のあま〜いお砂糖が、ジャックだ。実は世界的に有名なショコラティエで、とってもすごいヒト。彼のジェントルマンぶりには、何人もの挑戦者がトリコになってきた。
2人のテンポの良い掛け合いと、愛にあふれた人柄があってこその「パーフェクトスイーツ」だ。
ほめてほめて、ほめてくれる!
料理が苦手な挑戦者たちが超ハイレベルなスイーツ作りに挑戦するのだから、もちろん激しすぎる作品が爆誕する。できあがった作品を審査員たちが味見して、勝者が選ばれる。よくある料理ショーなら、ここでものすごいけちょんけちょんにされるところだが、このショーは違う。
ものすごい量のグレープ味の綱領を入れたケーキ(!)にも、「ものすごいぶどう味だけど、私の好きなラムネ菓子の味がする! だからこれ好きよ!」という具合に、何か必ず良いところを見つけてほめてくれるのだ。
中でも印象にのこっているのが、「お菓子作りが下手くそだけど大好き!」という挑戦者への、「とってもおいしいよ! これからも、お菓子作りを続けてね」というジャックの言葉。好きなことをするのに上手か下手かなんて関係ないんだよ、とハグしてくれるようなあたたかい言葉に、きっと多くの視聴者が勇気をもらっただろう。
「挑戦するって素晴らしい!」そんなあたたかいメッセージをテンション高めに送ってくれる、それこそがこのショーの人気のひみつ。人気はアメリカ国内におさまらず、なんと同シリーズのメキシコ版までつくられているのだ! より豪快で激しい色合いなのと、挑戦者も審査員たちもアメリカ版に輪をかけてオーバーリアクションなのとでこちらも超おすすめ。
もしも周りの評価を気にして、何かにトライすることを躊躇(ちゅうちょ)している子がまわりにいたら、「パーフェクトスイーツ」をすすめてあげよう。はじめてなにかに挑戦したときのわくわくするような興奮を、この番組が思い出させてくれるはず。
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