サウナは家族公認の愛人である! 「サ道」4話でスーパー熱波師エレガント渡会が語ったサウナの真髄に心底うなづく(2/2 ページ)
「サウナ王」いわく「彼以上に所作の美しいロウリュは見た事がない」。
スーパー熱波師・エレガント渡会
話題はナカタ、偶然さん、イケメン蒸し男が出逢った“忘れられない熱波師”になり、エレガント渡会という人物の話になる。この人は実在の熱波師なのだ。
札幌にあるスパ・サウナ「ニコーリフレ」(サウナシュラン2018で堂々4位の名サウナ)の総支配人であり、サウナーオブザイヤー2018受賞。サウナ伝道師のひとりとして知られる「サウナ王」(そういう人がいるのだ)いわく、「パワー系の熱波師は沢山いるが、彼以上に所作の美しいロウリュは見たことがない」。
偶然さんは札幌でエレガント渡会の熱波を受けたことを自慢するが、ナカタは埼玉県草加市にある「草加健康センター」で偶然、彼に出会ったことがあるという。そんなところのサウナまでわざわざ行くのかって? 行くんですよ。
ナカタはまず「草加健康センター」の温浴施設をたっぷり楽しむ。エキストラのような客のおじいさんが話しかけてくるのは、これまでの「サ道」になかった演出だった。4話の脚本はこれまでの根本ノンジではなく、「山田孝之の東京都北区赤羽」を手掛けた竹村武司(そのときのクレジットは構成)。
エレガント渡会のロウリュはまさに圧巻。サウナストーンにエレガントに水をかけると、タオルをふわっと振り回す。そして「1、2、サウナー!」の掛け声とともに熱波を送り続ける。おじいちゃんたちも盛り上がってるぞ。ナカタによると、彼の熱波は「なめらか」なんだそう。う、受けてみたい……。
宴会場で再び出逢ったエレガント渡会は、サウナのことを「家族公認の愛人」と表現する。あー、わかる! 酒に溺れるわけでもなく、ギャンブルのように浪費するわけでもない。せいぜい2〜3000円で済むし、合法的にサウナトランス(ととのう)を味わうこともできる。ストレスを解消して、健康になって帰ってくるんだから、いいことづくめじゃないか……。
それにしても、この方といい、ナレーションも務めている原田泰造といい、さまざまなサウナ用語を説明してくれる磯村勇斗といい、みんな一様に語り口がとても穏やかだ。これはあえてこのようなトーンでそろえているのだと思う(もちろん、エレガントさんは地の口調だろうけど)。ゆったりとしたサウナのような心地よさを味あわせてくれるドラマが「サ道」なのだ。
本日放送の5話はテントサウナを味わうぞ。今夜0時52分から。
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