警視庁警備部災害対策課の公式Twitter(@MPD_bousai)が、ペットの熱中症の症状例や対処方法、体の冷やし方などを紹介しています。
ワンちゃんや猫ちゃんは体温を調整する力が弱く、暑さや高い湿度が苦手なもの。ツイートでは、熱中症の「初期〜中期」と「さらに進んだ段階」の2段階の症状例、対処方法(応急処置)などを挙げています。
初期〜中期の熱中症でみられるのは、呼吸・心拍数・体温などの変化。体のふらつきや目の充血なども目安になるそうです。さらに進んだ段階になると下痢や嘔吐を繰り返す、意識がもうろうとする、けいれん発作を起こすなどの状態に。
日陰で休ませる、水を飲ませるなどの対処(応急処置)を行い、早めに獣医師に相談することをすすめています。
犬や猫の熱中症の症状例
初期〜中期の症状
いつもより呼吸が荒く、よだれをたくさん垂らしている
ふらついて歩けなくなり、ぐったりしている
心拍数があがっている上がっている
体温が高い(40℃くらいを超えると異常)
目が赤く充血し、歯茎が真っ赤(どす黒く)になる
さらに進んだ症状
下痢や嘔吐を繰り返す
意識がもうろうとしていたり、消失している
けいれん発作を起こしている
対処方法(応急処置)
日陰で休ませる
水を飲ませる
体をゆっくり冷やす
応急処置を過信せず、早めに獣医師に相談する
熱中症になったときの体の冷やし方としては、常温の水で濡らしたタオルを体に巻く、保冷剤をタオルで包んだものや濡れタオルを首筋の前側、前足の付け根内側、後ろ足の内股などに当てる方法などを挙げ、激しい呼吸が落ち着くまで休ませることをすすめています。
熱中症になったときの冷やし方
日陰で涼しく風通しが良い場所に寝かし、水を飲ませる
体に濡れタオルを巻く(常温の水を使う)
保冷剤をタオルで巻いたものや濡れタオルを首筋の前側、前足の付け根内側、後ろ足の内股に当て、ゆっくりと冷やす
激しい呼吸が落ち着くまで休ませる
ツイートでは高温になる自動車内にペットを残して離れることや、室内飼いの場合に気を付けたい点も呼びかけています。
- エアコンで室温を調整する
- 扇風機で空気を循環させる
- 飲み水を多めに置く
画像は警視庁警備部災害対策課公式Twitterより
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