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「こんな症状、誰が信じてくれるんだ !」 正体不明の病気に悩まされたとき、一番しんどかったこと(3/4 ページ)

病気に名前がつくまでがしんどかった、というお話。

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 このような発作が一日に何度も起こるようになり、仕事どころか日常生活もままならなくなりました。

 当時はライターの仕事のほかにバイトを2つ掛け持ちしている3足のわらじ状態。仕方なくバイト先にメールを打ち始めたのでした。


最近、外を歩くと突然胸が苦しくなって動悸がして動けなくなってしまうので、しばらくの間お休みをいただきたいです。病院には行ってますがまだ原因は分かっていません。回復のめどが立ったらまた連絡します。


 「……こんなの、誰が信じてくれるんだ!!! こんな嘘っぽいメール2通も送らないといけないのか!!」私はスマホをぶんなげて叫びました。



 悲しいことに「パニック障害なんて演技でしょ」って心ないことを言う人もいます。本当に、そう思われても仕方がない症状なんです。でもそれが現実に発作として起こることに私は軽く絶望しました。


はじめての心療内科



 身体の検査に異常はなく、最後に行ったのが心療内科でした。ここでも原因が分からなかったらどうしよう、治らない奇病だったらどうしよう、何も分からなくてうそつきと思われたらどうしようと不安はMAXです。

 診察室に入り、しばらくやりとりを交わした後、

 「うん、パニック障害だね」

 といってパンフレットを渡してくれました。そこにはパニック障害の症状や治療方針、回復までの流れが書いてありました。



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