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「万引き犯への温情は無用」「こんなヤツには注意する」 万引きGメンに聞く、よくある手口と捕まえ方(5/5 ページ)

「子どもであろうと、金額が少なかろうと、必ず警察に引き渡します」

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万引きGメン業界用語を教えて

 警察上がりの方も多い業界のせいか、そっち系の用語を耳にする印象です。例えば……

  • 被害届:「タレ」 ※タレコミから来ている?
  • 店外に出たところで声を掛けること:「バンかけ」
  • 白状する:「ゲロ(る)」
  • 盗撮犯:「カメ」※カメラで盗撮するから
  • (犯人にこちらの存在を)気付かれる:「づかれる」
  • 検挙する:「あげる」
  • パトカー:「PC」
  • 収穫ゼロ:「タコ(る)」
  • 逃げる:「飛ぶ」
  • 空き箱:「ガラ」

――確かに響きが警察用語っぽい。えっと、盗撮犯を「カメ」って呼ぶそうですが、これって万引き関係なくないですか?

 それが……階段の踊り場など、盗撮目的で店内をうろつく輩ってのはちょくちょくいまして。

――意図せず見つけてしまったらどうするんです?

 捕まえますよ。立派な迷惑行為ですからね。

――しかし、撮影しているのって分かるものですか?

 録画モードにしたスマホを手のひらに持ち、女性の後ろに回り込んでスカートの下から見上げるように撮影する……んです。その行為に感づいたら、近づいてしゃがみこんで撮影しているかどうかを確認します。録画モードになっていたら一発で分かるので、その場でカメと被害者の女性に声をかけます。

――そんなことをする輩がいるとは……。盗撮って人混みの多い駅だけだと思ってましたが、人気のないディスカウントストア等の階段でも行われることがあるんですね。

 ふつうにあります。ですので女性陣はご注意ください。

――ディープなお話、ありがとうございました!



中山順司(なかやま・じゅんじ)

ロードバイクをこよなく愛するオッサンブロガー。“徹底的&圧倒的なユーザー目線で情熱的に情報発信する”ことがモットー。ブログ「サイクルガジェット」運営。Faber Companyの中の人。


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