シャドウバース運営は9月20日に「プレイヤーリスペクト宣言」を公開しました。Web・SNS・配信番組などにおける誹謗中傷行為の撲滅に取り組むことを通じて、全てのプレイヤーがリスペクトされるeスポーツ環境づくりに努めるとのこと。
シャドウバースを運営するCygamesによるお知らせではまず、2016年のサービス開始以来、「RAGE Shadowverse」をはじめ、さまざまなeスポーツ大会を継続的に開催してきたことにより、多くのユーザーに選手として参加してもらっていると説明。また配信視聴やSNSなどを通じて選手を応援するという楽しみ方も広がりつつありとしています。
一方で、一部の配信番組のコメント・SNSなどで、選手や出演者に対する悪質な誹謗中傷行為も確認されるようになったと同社。「Cygamesは『シャドウバース』のeスポーツシーンを発展させるため、個人が自由に発信できる環境を重視しておりますが、他者を傷つける発信は容認しておりません」と見解を述べたうえで、「ユーモアや冗談のつもりで何気なく発言したことであっても、受け手によっては、傷ついたり、不快に感じてしまう場合があります」「SNSや配信画面の向こう側にいる人は、あなたと同じ感情をもった『人間』であり、『シャドウバース』でつながっている仲間でもあることを思い出し、どうか配慮をもって情報発信を心がけるようお願いいたします」と呼びかけています。
なお、Cygamesが誹謗中傷行為と考える行為や発言の例は次の通り。
- 性別・人種・民族・国籍・宗教・年齢・障害・性的指向などに対する差別的な発言
- 性的な嫌がらせ
- 容姿や環境、声や話し方に対する差別的、ネガティブな発言
- 行き過ぎた野次や罵倒
- 他者を貶める虚偽の発言や報告
- 他者に対するいじめ行為
- 誹謗中傷行為に加担する、あるいは扇動する行為や発言(SNSによる拡散なども含む)
- その他、相手や視聴者に不利益や不快感を与える目的での行為や発言
こうした行為や他者が傷つく可能性のあるその他全ての行為についてCygamesは容認しないとして、「これらの行為が確認された場合には、調査の上、しかるべき対応を取らせていただく場合がございます」と警告しています。
Cygamesでは最後に、「Web・SNS・配信番組などにおける誹謗中傷行為の撲滅に取り組むことを通じて、今後も性別・人種・民族・宗教などに関係なく全世界の人々がリスペクトされるeスポーツ環境づくりに努めて参ります」とコメントし、多くの人々がより安心して「シャドウバース」を楽しめる環境とeスポーツ文化の発展に協力するよう、理解を求めています。
(Kikka)
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