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金の無心でしか実家に寄りつかない次男が、長男に住宅購入資金を渡したことを知って怒る「テレフォン人生相談」先週のハイライト(2/2 ページ)

6000万円持っているが、お金でしか息子の気を引けない悲しい母親。

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悲しい母親

 さらに、夫が亡くなってから兄弟が会っていないという問題も、ただ単に兄弟仲の問題ではないという。

 「どうしてアナタを中心に集まって来ないんでしょうかね?」

 「『みんな来るから、お父さんの7回忌だから』って(LINEを)書いて出しても音信不通ですね」(おそらく次男のことだと思われる)

 「こんな言い方はちょっと失礼かもしれないですけど、アナタと(次男の)仲が悪いんじゃないですか?」

 「……それはないと思います」

 「ふーん、どうしてお母さんに音信してくれないんでしょうね?

 「それが分からないんですよ」

 認めようとしないが、そもそも相談者と次男との関係が壊れているのだろう。次男は相談者のお金にしか興味がないのだ。

 これまで、家に行くたびにお金をホイホイあげていたのに、「自分の死後、遺産相続でもめないように……」なんて考え出したせいで、最近、お金を出し渋っていたのではないだろうか。そのせいで、実家にすら寄りつかなくなってしまったのでは?

 「亡くなってから仲良くして欲しいなんておっしゃってるけど、ホントは今、仲良くしてもらいたいんでしょ?」

 「うん、そうです。一緒にここ(実家)へ来てみんなで……うん、そうそう」

 ようやく本音が出た。

 相談者には「アナタ(次男)にもこういう風に(遺産を)残してやるんだから機嫌を直して」という気持ちがあるんじゃないかと指摘する。

 もちろん、次男がボンクラなのは間違いないが、夫の死後、お金でしか息子の気を引くことができなかったのだとしたら、悲しい母親だ。

 今井通子のアドバイスも、「これからは無心された場合も、すぐに全部あげないで、来た時にお小遣いという形で小出しにすればいい」というもの。

 結局、金で釣るしかないのか……悲しい。

これまでの「テレフォン人生相談」

















北村ヂン

文章からイラスト、漫画、映像まで、あの手この手でインターネットのみなさんのご機嫌をうかがうハイパーメディアライターTwitter

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