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福士蒼汰&横浜流星「4分間のマリーゴールド」今夜スタート ハイキックと悪女の菜々緒が悲劇のヒロイン? 原作から完全予習(2/2 ページ)

死の運命は見える、だが運命を変える力はない……なんて悲しい特殊能力。

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ある意味、家族の物語

 ところで、先日行われた第1話の試写会のレポート記事を読むと、なぜか犬のシロの話題ばかりだったのだが、脚本の櫻井剛、演出の河野圭太、プロデューサーの橋本芙美は、大ヒットした「マルモのおきて」とまったく同じ座組みである。「マルモ」は阿部サダヲ、芦田愛菜、鈴木福、犬のムックが疑似家族を築くお話だったが、今回もある意味、家族の物語である。どのようなドラマを作り上げてくれるか楽しみだ。

 「4分間のマリーゴールド」の「4分間」とは、呼吸停止に陥った人が応急処置によって命をとりとめる確率が50%になる時間を示している。主人公のみことはこの「4分間」を「運命の別れ道」と表現する。

 毎日のように人の死に直面しているみことは、愛する者の死という変えられぬ運命に立ち向かう。そういえば、同じように人の死に立ち向かった同枠のドラマ「アンナチュラル」の主人公の名前も偶然だが、ミコトだった。

 「4分間のマリーゴールド」がどんなドラマになっていくのか、はたして菜々緒で大丈夫なのか、最後まで見届けていきたい。

大山くまお

ライター。「文春野球ペナントレース2019」中日ドラゴンズ監督。企画・執筆した『ドアラドリル』シリーズ発売中。

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