保護猫2匹と暮らす夫婦の日常を描いた漫画に登場する、“ごはんを目の前にした猫ちゃんの行動”がとっても不思議です。
漫画に登場するのは2匹の猫ちゃん、黒白の猫ちゃんが「ヤタ」さん、茶白の猫ちゃんが「ナギ」さんです。
最近のよくわからない猫の儀式
ある日飼い主さんがPCに向かっていると、ヤタさんが目の色を変えてごはんを要求してきました。しかしヤタさんは実際にごはんを目の前にすると、なぜかごはんとやや距離を取って見守りの姿勢に入ってしまいます。
そしてそのままナギさんにごはんを横取りされそうになり、飼い主さんが止めに入るのが最近のルーティーンだとか。
一見謎に見えるこの儀式ですが、ヤタさんにとっては何か重要な意味があるのでしょうか……? 気になります。
背中に感じる視線の正体は
そんな謎の儀式を行うヤタさんですが、その行動は日に日にエスカレート。ごはんを要求するものの、実物が出てくるとなぜか遠ざかってしまいます。そしてナギさんがごはんを食べ終わり、お腹がいっぱいになったころに何事もなかったかのように現れてごはんを食べ始めます。
そして「まったくもう〜」と言いながらもヤタさんを見守っていると、ナギさんが「自分にはごはんをくれないの?」と言いたげな顔で見てくるではありませんか……! ヤタさんはそんなナギさんに見せつけるように、悠々とごはんを食べるのでした。
日頃は仲良しな2匹ですが、ごはんのときだけは彼らなりの駆け引き(?)があるのかもしれません。
あまのじゃくか気まぐれか読めないんです
ナギさんはとても甘え上手で、構ってほしいときはきちんとアピールしてくる猫ちゃん。一方のヤタさんはあまのじゃくなのか気まぐれなのか、突然PCの裏から現れたと思ったらすでにナギさんがいる飼い主さんのひざに乱入して、謎の“してやったり感”をかもし出してくるとか。
甘え下手なのか、やきもち焼きなのか……ちょっと不思議な性格のヤタさんなのでした。
好きです、コロコロ
猫をはじめ動物の毛はあちこちに飛ぶうえ、掃除機ではなかなか取りきれないもの。飼い主さんはそんな取りきれない毛をコロコロで掃除しようとしますが、そのたびにナギさんが「コロコロしてもいいけど……?」といわんばかりの表情で乱入してきます。
猫ちゃんがいると家事が進まないのに、なぜか幸せな気持ちになってしまう猫ちゃんマジック。ナギさんのコロコロ待ちの表情も、コロコロされたときのしぐさもけしからんかわいさです。
我が家の猫にヒット☆おもちゃで無限ループ
飼い主さんが猫ちゃんのためにおもちゃを手作りしてみたところ大ヒット、2匹とも大喜びで遊んでいます。しかし夢中になりすぎてケージの下にボールがスポーン! と入り込み、何度取ってもホールインワンしてしまいます。
猫ちゃんが喜んでくれるのはうれしいものの、2匹の息の合いすぎた連携プレーできりがないことに……。
謎の食いつきー枯れてますがー
2匹のために水耕栽培で猫草を育てている飼い主さんですが、ある日うっかり猫草を枯らしてしまいました。猫ちゃんたちに「ごめんね」と謝りながら捨てようとしたところ、カラカラでしなしなの猫草に対して2匹はなぜか大興奮。
猫草といえば青々しくてツンツンとしているイメージですが、猫ちゃん的には枯れていても良いのでしょうか……? 猫ちゃんの好みは謎がいっぱいです。
作者の海原こうめさんはブログやTwitter(@koume_umihara)に、猫の漫画や写真を投稿しています。三種の神器である八咫鏡(やたのかがみ)と草薙の剣(くさなぎのつるぎ)から名付けたナギさんとヤタさん、そしてこうめさん夫妻の日常を描いた漫画は思わずクスッと笑ってしまうものばかりですよ。
画像提供:海原こうめさん
(三日月 影狼)
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