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「お坊さん便」、Amazon.co.jpでの取り扱い終了 「ECサイトの情報量では役割を十分伝えられなかった」

2015年には「宗教行為をビジネス化している」と、全日本仏教会から批判を受けていました。

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 僧侶手配サービス「お坊さん便」について、運営会社の「よりそう(旧みんれび)」が、大手ECサイトでの取り扱いを10月24日で終了すると発表しました。Amazon.co.jpでは「在庫切れ」となっています。


お坊さん便 お坊さん便

お坊さん便 Amazon.co.jpのページで在庫切れに

 2013年に始まった「お坊さん便」は、ネットを通じて僧侶を手配し、全ての法事や法要を一律の料金で行えるサービス。「読経してもらいたいが、お寺との付き合いがない」「お布施をいくら包めばいいのか不安」といった声に応えるものでしたが、2015年に仏教界から「宗教をビジネス化している」と批判を受けていました(関連記事)。

 よりそうは大手ECサイトでの販売終了について、「仏事そのものが出品されたかのような誤解が生じた」「掲載できる情報量では供養の役割を十分伝えられなかった」「仏事のグリーフケアという価値から注目をそらし、意義や必要性に対する誤解を広めてしまう事態も発生した」と、これまでの経緯を踏まえて説明。今後は「お坊さん便」サイトに窓口を一元化するとのことです。

 加えて、近日には、法事終了後に利用者が自ら金額を決めてお布施する「おきもち後払い」システムを導入予定です。

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