円谷プロと東映アニメがタッグ、新作CGアニメ「KAIJU DECODE 怪獣デコード」を共同製作へ
テーマは「怪獣と少女の物語」、12月の円谷コンベンションで詳細発表。
円谷プロダクションと東映アニメーションが11月15日、日本発の世界へ向けたCGアニメーション作品の共同製作を発表しました。作品タイトルは「KAIJU DECODE 怪獣デコード」。特撮製作の老舗と日本アニメ界の雄という強力タッグがどんな作品を作り上げるのか胸踊ります。
同作のテーマは「怪獣と少女の物語」。「ウルトラマン」シリーズをはじめ多くの実写特撮作品で魅力的な怪獣を生み出してきた円谷プロダクションと、60年以上の歴史を持つアニメーション製作会社の東映アニメーションが共同で、日本のアニメーションの強みと新技術を生かして製作するとしています。
プロデューサーは、アニメ「楽園追放 -Expelled from Paradise-」「正解するカド」などを手掛けた東映アニメーションの野口光一さんと、「ウルトラ銀河伝説外伝 ウルトラマンゼロVSダークロプスゼロ」やテレビアニメ「SSSS.GRIDMAN」などを手掛けた円谷プロダクションの隠田雅浩さんの2人体制。
作品の詳細は、12月14日に東京ドームシティホールで行われる円谷プロの一大イベント「TSUBURAYA CONVENTION 2019」のオープニングセレモニーで、野口、隠田両プロデューサーが登壇し明かすとしています。
塚越隆行円谷プロ会長兼CEOのコメント
「円谷プロダクションの代名詞の一つである怪獣を、より多くの皆さんに楽しんでもらいたいと考えている時、この「怪獣と少女の物語」の企画に巡り会いました。今回タッグを組む東映アニメーションは、日本で最も古い歴史と高いクオリティーを有すると同時に、時代を反映した少女が主人公の名作を数多く生み出してきたアニメ製作会社です。アニメと特撮、その老舗2社が互いの持ち味を活かし、世界に向けた作品づくりを目指すこのプロジェクトにご期待ください。
高木勝裕東映アニメーション社長のコメント
東映アニメーションは新しい取組みとして、円谷プロダクションとの共同プロジェクトを始めます。当社がこれまで培ってきた映像制作の技術に加えて、今回も新たなチャレンジを行います。両社の組み合わせに驚きを感じる方もいらっしゃるかと思いますが、映像を通して更なる驚きを感じていただけるように製作を進めてまいります。ご期待ください。
(ADAKEN)
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