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ビュッフェの復活にサンキュー! JR九州の新観光列車「36ぷらす3」2020年秋から運行開始(1/2 ページ)

列車名……何て読むの? 車両は水戸岡氏デザインだぁぁ!

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 九州旅客鉄道(JR九州)は11月21日、新しい観光列車「36ぷらす3(さんじゅうろく ぷらす さん)」を2020年秋に運行を開始すると発表しました。

JR九州 観光列車 36ぷらす3 787系 ビュッフェ 九州 旅行 クルーズトレイン ななつ星
「36ぷらす3」のイメージイラスト

 36ぷらす3は、JR九州の観光列車ブランドである「D&S(デザイン&ストーリー)列車」として登場します。これまでのD&S列車は特定の地域に特化した運行区間とサービスを提供していましたが、36ぷらす3は5日間かけて九州の7県全てを巡る行程が大きな特徴です。「九州の全てが、ぎゅーっと詰まった"走る九州"といえる列車」というコンセプトにふさわしい運行区間となります。

 列車名の「36ぷらす3」はどんな意味か。

 「36」は九州が世界で36番目に大きい島であることを示します。「3」には「驚き、感動、幸せ」および「お客さま、地域の皆さま、私たち」の意味が込められます。

 この36と3を足して「39(サンキュー!)」となるそうです。もしかしてよく分からないかもしれませんが、要はいろいろな意味が込められていてワックワクだということでしょう(笑)。

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「36ぷらす3」ロゴマーク。JR九州の特急列車に描かれている「AROUND THE KYUSHU」のロゴマークをモチーフとしている
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「36ぷらす3」は6両編成。前から3両目に元ビュッフェ車であるサハ787形200番台が連結されている
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側面イラスト。ロゴマークなどの表記類は現在運行中の787系が銀色であることに対し、36ぷらす3では金色となっている

 36ぷらす3には、787系特急形電車を改造した専用車両が使われます。787系は1992年に特急「つばめ」としてデビューした車両で、JR九州の車両デザインを数多く手掛ける水戸岡鋭治氏が設計から初めて携わった車両でもあります。

 2019年現在も「かもめ」「にちりん」などにて九州各地で見ることができます。そして36ぷらす3のデザインも水戸岡氏が担当します。塗装は現在のダークグレーから黒を基調とした塗装へと変わり、ロゴマークも刷新されます。

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現在の787系(写真:呼んでる渋沢)
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「36ぷらす3」運行スケジュール
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「36ぷらす3」の運行区間

 36ぷらす3の運行ルートは九州7県を5日間かけて1周します。各日単位での乗車となるので、旅行の行程に組み込みやすいのもうれしいポイントといえます。乗車可能な駅は博多駅や鹿児島中央駅といった新幹線連絡駅に加え、宮崎空港駅も含まれていて、遠方からの乗車にも便利です。

 36ぷらす3は全席グリーン車で、定員は100人程度です。グリーン席に加えて、何と「ビュッフェ車両を連結」します。かつてJR九州の特急つばめに連結されて人気を誇ったビュッフェの復活にまじサンキュー! なお、日中のみの走行のため、ベッドやシャワーなど車中泊のための設備はないようです。

 その他車内のサービスや車両構成の詳細、ダイヤ、運転開始日、販売方法、サービスの概要については順次告知予定。登場が、乗るのが楽しみな列車、また増えましたね。

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