唸る1500馬力、宙を舞う5トンの化物トラック 迫力満点のモーターショー「モンスタージャム2019」を見てきたよ(2/2 ページ)
タイヤを履いたサメが走ってジャンプすると聞いて飛んでいきました。
午後4時ごろになっていよいよモンスタージャムのメインイベントがスタート! 特設コースを走る「速さ」を競うレース、各ドライバーがマシンでアクロバットを披露するなど、種目別にイベントが進められました。
会場に集まったファンたちがスマホから特設サイトにアクセスして、その場でスコアを投票するというシステムがモンスタージャムでは採用されていて、1つ1つの演目が終わるたびに集計結果がドームのスクリーンに映し出されます。
最初に大きな盛り上がりを見せたのはリンジー・リード選手がハンドルを握る「スクービー・ドゥー」。アグレッシブな走りでファンのボルテージを高めつつ、最後にはマシンをスタンディング状態でキープする大技を披露して、会場を大いに沸かせました。
スタンディング状態から復帰することができなくなり、惜しくも大技は失敗に終わりましたが、これがモンスタージャムだぞという迫力満点の攻めっぷりに、会場からは温かい拍手と高い得点が与えられました。
また、今回は「X Games」で3度の優勝経験を持つフリースタイルモトクロスライダーの東野貴行選手が、日本人初のモンスタージャムドライバーとして参戦。エナジードリンクで知られる「MONSTER ENERGY」のマシンを操り、見事な大ジャンプを披露して会場を沸かせました。
そして「モンスタージャム2019」で最も会場を沸かせたのはゾンビを模したカスタムで人気を集めているバリー・ムサワ選手がドライバーを務めるマシン「ゾンビ」。禍々しい顔を象ったボンネットだけでなく、ゾンビの手をイメージしたパーツも取り付けられたスペシャルカスタムは、ピットパーティーから注目の的でした。
大きなジャンプやスピーディーなドリフトで派手な走りを見せつつ、最後には大きな車体をくるんと1回転させるバク転に挑戦! 惜しくも失敗しましたが、会場に集まったファンはこの日一番の盛り上がりを見せました。
すべての演目を終えるころには会場となった西武ドーム周辺はすっかり真っ暗。夜風は冷たいのに、なぜか身体はすこしポカポカしている満足感を胸に、名残惜しそうな多くのファンとともに会場を後にしました。
今回のモンスタージャム2019は2日間の開催で約2万4000人が来場したそうで、日本初開催となったモンスタージャム2016(大阪)の1万5000人を大きく上回りました。日本での次回開催日程は未定ですが、今後も日本でモンスタートラックが暴れまわる姿を見たいものですね。
(C)2019 Feld Motor Sports,Inc.
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