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「同期のサクラ」最終回目前とは思えぬほどの鬱展開 最終回は「変わってしまったサクラと変化を許さない同期」の物語になる?(2/2 ページ)

「サクラらしい」を望む同期4人がプレゼントした丸眼鏡の意味が怖い。

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力を持つしかない

 さらに、次回予告は以下のように続く。

 「新しく着工する橋の重役会議に黒川と共に出席したサクラは、橋のデザインと安全面に関する忖度なしの意見を述べて早速重役たちの不信感を買う。しかし、副社長の黒川がサクラの意見に同調した途端、風向きが変わり……。“力”を持っていれば今まで無下にされて来た正しい意見がきちんと通せることを目の当たりにするサクラ。さらに黒川が組織の問題点を指摘し、自分が自分らしくあるためには力を持つしかない、と冷静さと情熱を持つ黒川に次第に感化されていく………」

 「正直者がバカを見る」な日々をサクラは送り続けてきた。力なき正論の虚しさは痛感している。今回、彼女は「私は文句を言ってきただけ」と自虐した。文句を言っても周りがどうにかしてくれるわけではない。そんな彼女が力を持つとどうなるのか? 「忖度しなくていい」と励まされてきたサクラが力を持ち、忖度しないままでいるとしたら……。

 「あんたが一番権力を持っちゃいけないタイプだったりして」(百合)

 それにしても、全く最終回らしくない内容に戸惑う。今まで応援の対象として見てきたサクラが暗黒面を見せるということ? 確かに、サクラに決定権があれば故郷に橋はかかったかもしれない。最後に、いよいよ難しいテーマを持ってきた。

寺西ジャジューカ

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まつもとりえこ

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