「海外在住の日本人女性はなぜみんなワンレンロングになるのか」という疑問への答えになりそうな漫画に、Twitterで「わかります」「どこの国でも聞きますね」と共感が集まっています。その“答え”とは……?
漫画はエッセイ漫画を手掛ける藤田里奈(@foorina)さんが、パリで暮らしていたときの体験を描いたもの。パリで暮らす日本人がだいたい黒髪ロングなのはなぜか、という疑問を持っていた藤田さんですが、自身が美容院を訪れた経験からその理由に思い当たったといいます。
藤田さんは美容院を探す際、日本語でオーダーできるサロンをチェックしていました。以前訪れたネイルサロンが適当だったため、サロン系には不安があったのです。そこでネットで日本人スタッフがいるという美容院を見つけたのですが……。
後日、出掛けた際に偶然その美容院を見つけて入ってみると、日本人スタッフはお休み。しかも「日本人は明日も予約いっぱい」だからと、フランス人のスタッフが自分が切ると申し出ます。彼は日本語が話せると主張していましたが、実際は話せるのは「カワイイ」「大丈夫」だけ。フランス語とジェスチャーで希望の髪形を伝えるも、思いっきり切りすぎてしまい、家に帰って見ても左右があからさまに違うという残念な仕上がりに。
藤田さんはその後美容院に行くことはなく、自分で髪を切った結果、「黒髪ワンレンロングまたはパッツン」という“パリで暮らす日本人の髪形”になったのでした。藤田さんがその体験談を公開すると、フランスの他、米国やスペインなどさまざまな場所から共感の声が届いたといいます。Twitterでも「全くおなじことがオーストラリアで起こりました」「アメリカ在住の2年、まさにそれでした」「イギリスの友人もそうですね」といった声が寄せられています。日本人の髪質を扱える美容師が海外に少ないのが一因となっているようです。
この漫画は藤田さんのパリでの生活を描いた『フランスはとにっき』からの抜粋。現在藤田さんは続編となるフランス旅行エッセイ漫画『トラベルはとにっき』をCOMICリュウで連載中です。
画像提供:藤田里奈(@foorina)さん
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