心臓部がバケモノすぎんか!? 日産「シルビア S14」を海外のドリフトチームが魔改造、トヨタ製V12エンジンを搭載する暴挙(1/2 ページ)
あれ、シルビアなのにTOYOTAのステッカー?
日本のドリフト競技「D1グランプリ」は海外でも人気があり、世界各国でD1グランプリに影響を受けた大会が開催されています。そのひとつであるニュージーランドの「D1GP」に出場しているOlivecrona Drift Motorsportというチームが、ある魔改造マシンを作り上げました。
ドリ車としては定番中の定番、日産のS14型シルビアをベースにしたこちらのマシン。ド派手な緑のグラフィックがキマっています。フロントバンパーから大きなインタークーラーが見え、いかにもハイパワーなエンジンを積んでいそう……って、あれ? 日産車のはずなのに、フロントの目立つ場所にToyotaz Galoreという現地のトヨタ車向けパーツ販売店のステッカーが貼られています。“FOR TOYOTA”って書いてあるけど……何かの間違いかな?
エンジンルームを開けてみるとその謎が解けます。実は、トヨタの「センチュリー」に搭載されているV12エンジン「1GZ-FE」にエンジンスワップされているのです。もちろん高級車のエンジンそのままでは競技向きではないので、CAD技術も活用して大幅に手を加えています。ラッパ状のファンネルが12個も並ぶさまは圧巻。実はこのマシン、元はシルビアのSRエンジン、次にGT-RのRB26を積み、それでも物足りず、さらなるパワーとトルクを求めてこのエンジンに行き着いたそうです。
V12といえば、日本のある有名チューナーが最高速アタックのために作り上げた金ピカの「V12スープラ」もこのエンジンがベースでした。本来の用途とはかけ離れた意外な使い方でも人気(?)なエンジンですね。
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