世界で15台だけ生産されたパガーニ・アウトモビリ「ゾンダ・レボリューション(ゾンダR)」を柱に掛けて壁(間仕切り)にしたというリゾートマンションが海外で注目を集めています。日本円にして2億円とも3億円とも言われているスーパーカーを壁に掛けるとか、わけがわからないよ。
ゾンダRはパガーニが手がけたスーパーカー「ゾンダ」シリーズのうち、サーキット走行を目的とした限定モデルで、世界で15台のみが生産されました。最高時速350キロ、750馬力を出力するV12エンジンを搭載し、通常のゾンダと比較して90%ものパーツを新たに開発しており、2010年にはニュルブルクリンク(ドイツ)にて当時の世界最速ラップを記録したというパガーニの名を世界中に知らしめたスーパーカーです。
そんなゾンダRをインテリアにしてしまったのがアメリカ・マイアミ州にあるリゾートマンション(コンドミニアム)の一室。マイアミの美しいビーチのすぐ近くに建てられ、誰もが憧れるオーシャンビューを独り占めできる豪華なコンドミニアムのリビングとベッドルームの間に、間仕切りとしてゾンダRが掛けられています。
この部屋の主はアルゼンチン出身のレーサー、Pablo Perez Companc(パブロ・ペレス・コンパン)さん。ゾンダRのオーナーでもある彼が所有する部屋で、彼のインスタグラムにはプライベートな写真がいくつか公開されています。
そろそろネタばらし。ここまで読んでいて気がついた人もいるかもしれませんが、部屋に飾られたゾンダRの正体は超精巧に作られた原寸大レプリカで、アメリカのインテリアデザイン会社Artefacto Home Stagingが手がけたもの。コンパンさんも自身のインスタグラムで「これはアート作品で、本物のゾンダRではない」と写真を添えて紹介しています。
このレプリカのゾンダRは屋外からクレーンで吊るして、バルコニーから屋内に運び込まれたそうです。大好きなマシンといつも一緒にいたい。そんなオーナー心を無理やり叶えた夢の部屋、クルマ好きな人にとってこういうの憧れちゃいますね。
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