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「テラスハウス東京編」ここに来て噴出する“水回り問題” 必要なのは相互理解ではなく食洗機(2/2 ページ)

テラハ東京編31話でまたも爆発した「水回り」の不満。

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テラハメンバーよ、食洗機を買え

 番組の最初で、スタジオメンバーのYOUは毎度こうナレーションを入れる。「番組が用意したのはすてきなおうちとすてきな車だけです。台本は一切ございません」。6人の出演者たちは都内にあるにもかかわらずプール付きの大豪邸に住み、高級車(ジャガーだと思われる)2台に乗ることができる。

 インテリアも一見するとおしゃれだ。ただ、見れば見るほど「生活する上で快適か」どうかには疑問が出てくる。女子部屋、男子部屋にはそれぞれベッドが3つあるが、そのうちの1つは2段ベッドの上。天井はそこまで高くないので、上のスペースがあてがわれた居住者にとってはややきゅうくつ。広い家なのに(画面に映る限りは)ルンバなどがない。そして声を大にして言いたいのは……食洗機がないのである!(※もしかしたらビルトインかもしれないが、食洗機を稼働しているシーンが見当たらない)

 食洗機はすごい。「買ってよかった」と言う人はいても「買わなければよかった」という人はほとんどいない。最近だとスリムなタイプや分水栓不要のタイプも発売されており、置くスペースと電源さえ確保できれば設置できる。テラハの家ほど広ければスペースには悩まないはずだ。

 しかしテラハは、東京編だけに限らず、これまでのシーズンでもなかなか食洗機が登場してこない。6人分の食器を洗うのは大変だ。1日でもサボれば、どんどん洗うのが面倒になってくる。また6人いると、「自分ばっかり皿を洗っていて、あいつはやっていない」といった不満の種にもなるだろう。

 水回り事件が起きると、テラスハウスのメンバーたちは意識改革や当番制などで解決しようとする。しかし、本当の解決を目指すのであれば、メンバーでお金を出し合ってもいいから食洗機を購入したほうが早い。最近の食洗機は安く、1人あたり1万円を切るくらいで済むはずだから。

 ただ、こうも水回りに関するトラブルが発生しているのにかたくなに食洗機を入れていないということは、作り手側の意図があるのかもしれない(もしかしたらスポンサー問題かもしれませんが)。恋愛の進展と同じくらい、ケンカやギスギスは番組にとって“おいしい”。不和の種をまこうとして、「おしゃれではあるが住みにくい家」を作っているのなら、まあ納得ではある。

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