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学校閉鎖の中国、リモート授業アプリに子どもたちから“星1”の低評価が殺到 アプリ側が「許して」とマスコットキャラが土下座する動画を公開

低評価が集まればアプリがストアから削除されるとの噂が拡散。

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 新型コロナウイルスへの対策として、中国の学校ではITを活用した自宅学習が急速に普及しています。ところが、そこで活用される授業アプリに「低評価」が集まればアプリが削除されて勉強しなくてよくなる……とのうわさが子どもたちの間で流行。アリババのコミュニケーションアプリ「Ding Talk(ディントーク)」が子どもたちから低評価の爆撃を受ける事態に発展しました。



 アリババによると、2月10日には60万人の教師と5000万人の子どもがリモート授業に「Ding Talk」を使用。国の「授業を止めても学びは止めない(停課不停学)」というスローガンのと共に、リモート授業が急速に推し進められました。

 そんな中、子どもたちの間で「アプリに低評価が集まればストアがアプリを削除してくれる」とのうわさが拡散。英「ロンドン・レビュー・オブ・ブックス」によれば、アプリの評価は星4.9から一晩で星1.4にまで急落したとのこと。

 こうした事態を受けて、Ding Talk公式は中国の動画共有サイト「bili bili」にユーモアあふれる謝罪動画を投稿。アプリのマスコットキャラクターが土下座で「僕はまだ5歳」「命だけは許して」と涙ながらに歌い上げる内容で、切実さがなんとも泣けます。



 動画を駆使した謝罪が通じたのか、3月13日現在中国版App Storeでは星2.5にまで上昇。中国はもとより、Twitterでは日本語で「歌ってみた」動画も投稿されるなど、盛り上がりを見せています。



日本版App Storeでの評価件数は356件ですが、中国版では約170万件の評価が付いています

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