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医療研究プロジェクト「Folding@home」、新型コロナウイルス解析への協力呼びかけ PCの処理能力を提供して協力できる

専用ソフトが治療のためにウイルス解析を行います。

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 分散コンピューティング技術を利用する医療研究プロジェクト「Folding@home」が、新型コロナウイルスの解析に参加する人を募っていると発表しました。専用ソフトをPCにインストールし、起動しておくことで解析作業に協力できます。



医療研究プロジェクトコロナウイルスの解析協力を呼びかけ パソコンを起動しておくだけで参加できる 自宅のパソコンで治療研究に協力できる(画像は「Folding@home」より)

 「Folding@home」は、世界中の人々から提供を受けたPCの処理能力を活用して、医療研究を行っているプロジェクト。ウイルスのタンパク質の構造解析を行うことで治療に役立てることを目指しています。

 新型コロナウイルスもタンパク質を備えており、その構造を解析することは、治療薬をどのように設計すべきか理解するために役立ちます。「Folding@home」の過去の研究発表では、「創薬困難」とされていたエボラウイルスのタンパク質を解析し、創薬が可能である可能性が高いことを発見しています。


医療研究プロジェクトコロナウイルスの解析協力を呼びかけ パソコンを起動しておくだけで参加できる エボラウイルスのシミュレーション映像(画像はYouTubeより)

 解析には膨大な計算作業が必要となり、それをこなすためにかなりのコンピュータの処理能力が求められます。そのために処理能力の提供を呼びかけているのです。「Folding@home」は、「宝くじのチケットをたくさん買うほど当選確率が高くなるようなもの」と、少しずつでも多くの人が協力することで手助けになると説明しています。

 同プロジェクトがTwitterで協力を募ると、Twitterユーザーから参加のリプライが寄せられました。NVIDIAやIntel Gamingといった企業アカウントも情報拡散に協力し、参加者を増やそうと声がけをしています。




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