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リニアに「表情」ができた! リニア中央新幹線の試験車「改良型L0系」公開、より磨きをかけた先頭ノーズとアタマに注目(2/3 ページ)

早く乗りたい……!【画像17枚】

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見分けるポイントは、小変更されたデザインとカラーリング、そして新たに生まれた「表情」

 ガスタービン発電装置の排気口はこれまで車体上部にありました。排気口がなくなったことで、これまで車体のノーズの先端に設置していた前照灯やカメラが車体上部に移りました。

 これによって車体に「表情」が現れました。より親しみを感じられそうな顔になったと思いませんか?

L0系改良型試験車
前照灯とカメラが車体上部に移動し、車体に「表情」を感じられるようになった
L0系
従来のL0系(画像:JR東海)

 3つ目はカラーリングの変更です。「進化し続ける躍動感と新しい先頭形状での滑らかな空気の流れ」を青の流線型でイメージしました。

 形式名については、今回の改良型試験車もL0系のままで変更はありません。しかし、車両番号を「950番台」とし、車両番号で世代を区別できます。今回公開された改良型L0系先頭車の車両番号は「L22-951」です。

L0系改良型試験車
改良型試験車もL0系のままだが、今回の改良型試験車は「950番台」の車両番号で判断できる
L0系改良型試験車
ロゴマークは従来のL0系よりサイズが小さくなった。なお、しばらくはデータ収集のための走行試験を重ねる計画のため、残念ながら改良型L0系の一般向け体験乗車は当面行われない予定

 超電導リニアの技術開発はもう実用化レベルに達しており、走行における基本技術開発は既に完了している段階です。JR東海 リニア開発本部長の寺井元昭氏は「現時点での車両の完成度は8割。営業運転に向けて、さらなる保守の効率化、快適性、乗りごこちの向上を目指していきたい」と述べました。

L0系改良型試験車
JR東海 リニア開発本部長の寺井元昭氏

 今回公開された改良型L0系は2020年3月下旬に工場から搬出し、同年4月上旬には山梨リニア実験線で編成の組み換えを行う予定。既存のL0系5両と改良型試験車の2両を組み合わせた7両編成で、5月末から試験走行を始める計画です。

大泉勝彦

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