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見分けるポイントは、小変更されたデザインとカラーリング、そして新たに生まれた「表情」
ガスタービン発電装置の排気口はこれまで車体上部にありました。排気口がなくなったことで、これまで車体のノーズの先端に設置していた前照灯やカメラが車体上部に移りました。
これによって車体に「表情」が現れました。より親しみを感じられそうな顔になったと思いませんか?
3つ目はカラーリングの変更です。「進化し続ける躍動感と新しい先頭形状での滑らかな空気の流れ」を青の流線型でイメージしました。
形式名については、今回の改良型試験車もL0系のままで変更はありません。しかし、車両番号を「950番台」とし、車両番号で世代を区別できます。今回公開された改良型L0系先頭車の車両番号は「L22-951」です。
超電導リニアの技術開発はもう実用化レベルに達しており、走行における基本技術開発は既に完了している段階です。JR東海 リニア開発本部長の寺井元昭氏は「現時点での車両の完成度は8割。営業運転に向けて、さらなる保守の効率化、快適性、乗りごこちの向上を目指していきたい」と述べました。
今回公開された改良型L0系は2020年3月下旬に工場から搬出し、同年4月上旬には山梨リニア実験線で編成の組み換えを行う予定。既存のL0系5両と改良型試験車の2両を組み合わせた7両編成で、5月末から試験走行を始める計画です。
(大泉勝彦)
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