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TOKIO特製のDASHカレーを作ってみた! 甘・酸・辛・苦・臭が絶妙のバランスでめちゃウマい ビールに合う―(2/3 ページ)

調理に3日かかりました。

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2日目:「本当にルーができた!」と感動する

 筆者は古びた“手作りのカレー粉セット”を持っているくらいですので、インドカレーなら作ったことがあります。しかし、日本風のルーを作った経験などありません。

 そもそも、ルーって何からできているのでしょう。なんとなくカレー粉を混ぜたバターの塊かなんかかと思っていました。作ってみて感動。ものすごい手間ひまがかかっていました。バターの塊なんて思っててスミマセン。さあ、ルー作りの過程を説明しましょう。

スパイス配合をして、インドの仙人気分になる

 15種類のスパイスを調合します。パウダーになっていないものは、電動ミルでひきました。作業中、空気清浄機はフル稼働。天然のアロマテラピーと言わんばかりの香りがします。総じてカレーで知ってる香りなのですが、スパイスごとに担当している香りが違います。例えば、コリアンダーは心が清らかになるさわやか担当。たくさんのスパイスが合わさって、あのカレーの香りができていることを実感できます。

電動ミルでひいているところ 固形の物は電動ミルで粉にした

 分量通りに混ぜ合わせます。筆者はバーモントカレー派なんですけど、いつものカレーから、さわやかさを強くした香りがしました。きれいなジャイアンみたいな感じです。

スパイス全部が入っているところ スパイスを調合したぞ 天然のアロマテラピー気分に香る

 スパイスを1分炒めます。焦げないように弱火にしたつもりなのですが、一気に色が変わり、煙が出てきたのですが大丈夫でしょうか。おそらくみなさんは、スパイスを入れてから火を入れた方がいいように思います。それでも煙とともに香りが立ち上り、インドの仙人になった気分が味わえました。長生きできそう。

スパイスをフライパンに入れるところ フライパンで炒める

色が変わったカレー粉 おおお、色が変わってしまった

冷凍したタマネギとトマトをすりおろすのは冷たい

 冷凍したタマネギとトマトをすりおろします。当たり前ですけど冷たいです。

 レシピでは、タマネギ150グラム(1個半分)とありましたが、大きいタマネギ1個で150グラムになりました。トマトは250グラム(2個分)とありましたが、筆者が買ってきた小さめのトマトでは4個弱必要でした。

冷凍トマトをすりおろすところ 冷凍野菜はとても冷たい

 タマネギって冷凍してても目が痛くなるんですね。たぶん、ちょっと溶けてきたくらいのときに刺激を放ち始めています。つまみ食いしたら、罰ゲーム並みの辛さでした。さっさと炒めたい。

すりおろしたタマネギとトマトを15分煮詰めてペースト状にしたら焦げた

 焦げました。特にタマネギが。弱火でも焦げてしまいました。フッ素加工のフライパンではなかったのが敗因でしょうか。ペースト状にはなりましたが、タマネギは苦味が出てしまいました。難しいです。この工程。

 トマトは焦げることなく無事終了。ガッツリ凝縮されたおいしいペーストになりました。

タマネギとトマトを別に炒める フライパンで炒めます

すりおろしトマトを炒める様子 水っぽい 最初は水っぽいので放置して大丈夫

ペースト状になってきたタマネギ 水気がなくなると焦げやすくなります

焦げたフライパン かなり焦げ付いてしまいました

トマトペーストとタマネギペースト 元の10分の1ほどの量に トマトペーストはめっちゃおいしいです

おろしニンニクショウガを2分30秒ほど煮詰めてペーストに……ならない

 先に、ニンニク、しょうが、りんごをすりおろしておきます。レシピの“すりおろしリンゴ50グラム”は、半個分ほどでした。

 フライパンでニンニクとしょうがを炒め始めると、1分くらいで焦げそうな予感がしてきました。ここはあきらめ、とっとと次の工程へ。

ニンニクと生姜を炒めるところ すぐに焦げてしまいそうです

いろいろ入れて混ぜ合わせたら、宇宙的な味になった

 ここで、タマネギとトマトのペースト、すりおろしリンゴ、ハチミツ、ローリエ、塩、水で溶いたブイヨンを入れて火をつけます。ブイヨンはマギーブイヨンを使用しました。

 またまたつまみ食いしてみると、これがうまい。甘味、塩味、酸味、世界に存在する味覚すべて(除く辛味)が含まれた宇宙的な味がしました。ここにスパイスを入れるとか最高じゃん。カレーって神だなって思いました。

ハチミツを入れるところ ハチミツとろとろー

スパイスを入れてペースト状にしたら、カレーになった

 スパイスを振り入れた瞬間、「あ、カレーだ、これ知ってる」と確信しました。すごいよー、ルーだよー。

カレー粉を入れるところ カレー粉を入れると、一気にカレーっぽくなる

完成したカレーペースト 混ぜたら、ペーストになりました それっぽい

ラードとバターを溶かし、小麦粉を加え中火で4分ほど加熱する

 フライパンにラードとバターと小麦粉を入れてから火をつけます。かき混ぜていると突然色が変わります。そして、あれよ、あれよという間にまっ茶色に。ミルクティー色になったらカレーペーストを入れるとのことですが、色の変化が激しくて、ミルクティー色っていうより、カレー色になっちゃった!

フライパンにバターと小麦粉とラードが入っている 小麦粉とバターとラード

黄色い液体がグツグツしているところ 火を入れると、グツグツしてくる

液体が茶色くなったところ どんどん茶色くなっていく

カレーペーストを加えて混ぜたら、まじでカレールー

 ペーストを入れたら、本当にカレールーになりました。筆者ごときが初見で、こんなルーっぽいものができるなんて……。マンガで表現したら瞳孔に涙がうるるんしてくるくらいに感動しました。実際には泣いてません。

ペーストを入れたところ カレーペーストを入れたら……

ルーっぽくなった ルーの完成だ!

型に入れて冷蔵庫で最低3時間寝かせるというが、型がない

 放送では市販のルーと同じような型に入れていましたが、そんな型持っていません。ラップに包みました。

 少しだけかけかじってみると、甘いカレーです。けれども、後からしっかりとした辛味がやってきます。ツンデレならぬ、デレツンちゃん。どんなカレーができるのか楽しみです。

ラップにくるまれたルー ラップに来るんで寝かしておきましょう

 写真を撮ったりしながらで3時間かかりました。時間かかるなー。さて、ついにカレーにするぞ! 3日目に突入します。

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