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外出規制の中でも写真映えスポットに人が集まってしまう――この問題に対処するため、警察が湖に染料をまく措置を取るという出来事が英国で起きました。
バクストンにある「ブルーラグーン」と呼ばれる湖は、青く美しい水をたたえた人気の写真映えスポット。バクストン警察は3月25日、ブルーラグーンに人が集まっているとの通報を受けたと報告しています。
新型コロナウイルス感染症の流行を受け、英国政府は外出を控えるよう指示しています。このように人が集まってしまうと政府の指示に反することになるとして、警察では湖に黒い染料をまいて、見栄えを悪くすることに。Facebookでてん末を報告するとともに「家にいてほしい」と呼びかけています。
また報道によると、ブルーラグーンはもともと石灰岩の石切場で、水は強アルカリ性のため、警察は過去にもよく遊泳防止のために染料をまいていたとのこと。
画像はバクストン警察のFacebookから
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