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AppleとGoogleは4月11日、新型コロナウイルス対策として、モバイル端末を利用した濃厚接触を検出するシステムを共同で開発すると発表しました。
新型コロナウイルスで陽性となった際に、ユーザーは端末に感染情報を入力。その陽性者と過去に濃厚接触をしていたユーザーに通知が届くという仕組みです。プライバシー尊重のため、ユーザー側の同意が事前に得られた場合にのみ動作するオプトイン方式を採用する方針。
活用イメージ。「画像左」でアリスとボブは初めて遭遇し、10分ほどの会話をします。その際、スマホはお互いの接触情報を匿名で記録します。数日後、「画像右」でボブは新型コロナウイルス陽性に。ボブが情報をスマホに入力すると、スマホでは過去14日間のデータをクラウド上に送信(画像は発表資料より)
個人を特定できる情報やユーザーの位置情報は収集せず、集められた情報は公衆衛生当局による新型コロナウイルスの濃厚接触検出・追跡のためだけに使われます。ユーザー間の匿名通信には、電力をあまり消費しないBluetooth技術を使用するとのこと。
まずは公衆衛生当局が提供するアプリ用のAPIを5月にリリース。続けて今後数カ月をかけ、両社のプラットフォームに同機能を組み込むとしています。AndroidとiOSの垣根を超えた取り組みによって、より多くの人が参加できるようになるだけでなく、政府の保健当局とも協力したより広範なエコシステムが可能になるとしています。
両社は声明文で、「世界が直面する最も差し迫った問題を解決する上で、AppleとGoogleは力を合わせる必要性を痛切に感じています。開発者、政府機関、公衆衛生当局との緊密な協力と連携に基づき、テクノロジーの力を活用して、世界中の国々が新型コロナウイルス感染症の感染拡大を抑え、一日でも早く日常生活を取り戻せるよう支援していきます」とコメントしています。
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