新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が拡大する中、スーパーやドラッグストアなどで働く店員さんからお客さんへのお願いを描いた漫画に、小売店の従業員から共感が集まっています。作者はネットにイラストを投稿しているメグウサギ(@rabbitmegumi)さん。
スーパーやドラッグストアなどの店員さんは不特定多数の人に対応するので感染リスクが高く、怒られっぱなしだし、買いだめ需要で忙しい……とメグウサギさん。「優しくしてあげてくださいね」とお客さんに気をつけてほしいことをつづっています。
まずは「指を舐めないでほしい」。お札を数えるときや袋を開くときに、指をなめる人がいますが、唾液がついたお札を触ることは感染リスクとなります。新型コロナウイルスが流行していなかったとしても、衛生的によくないですよね。
それから「店員に向かってくしゃみや咳をしないで」。マスクが入手困難で付けられない人もいるでしょうが、それでも咳やくしゃみをするときは口を覆うなどエチケットは守りましょう。
そして「一家全員で来ないでほしい」。人口密度が上がっていわゆる3密の「密集・密接」になりますし、レジの混雑、子どもが走り回って危ない……といった問題があります。
最後に、買いたいものが品切れだからといって、店員さんに詰問したり怒鳴ったりしないでほしいということ。マスクなど入手しづらい状況が続いていますが、怒っても食い下がっても「無いものは無い」んです。
新型コロナウイルスの影響で大変な中、小売店の店員さんや医療従事者、ライフラインに携わる人々、さまざまな人がリスクを感じながらも働き、そのおかげで私たちは生活できています。自分が感染させてしまう可能性も考え、冷静に、思いやりを持って行動したいものですね。
この漫画には小売店で働く人から多くの共感が寄せられ、「ほんとそれ、、ノイローゼになりそう」「お店の人には手袋装着もさせてあげて欲しい。感染リスク高過ぎです」「わかります!従業員も人間だからさ。思いやりがあれば、嬉しいなぁ」などのコメントが集まっています。
画像提供:メグウサギ(@rabbitmegumi)さん
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