「愛してます」「なくならないで」 雑貨ブランド「キャス キッドソン」の日本法人破産に悲しみの声(1/2 ページ)
花柄などのオリジナルテキスタイルの雑貨は、今後どうなる?
花柄のテキスタイルの雑貨で知られるブランド「キャス キッドソン」の日本法人「キャス キッドソン ジャパン」が、4月22日に東京地裁へ自己破産を申請し、破産手続き開始決定を受けたと、帝国データバンクが報じています。
キャス キッドソンは、イギリス発祥の雑貨ブランド。カラフルな花柄などのオリジナルテキスタイルで知られ、バッグなどの生活雑貨のほか、キッチン用品やアパレルなど、幅広いアイテムを展開しています。
キャス キッドソン ジャパンは、同ブランドの商品を日本で販売するために2014年に設立された会社。親会社である英国キャスキッドソンは、COVID-19(新型コロナウイルス感染症)の影響を受け、英国内の60店舗を全て閉鎖。今後はオンラインショップのみでブランドを展開していくことを発表しています。
キャス キッドソン ジャパンが運営する日本の店舗も、営業短縮や臨時休業などで業績が悪化。先行きの見通しが立たなくなったといいます。
現在、キャス キッドソン ジャパンが運営する日本向けECサイトはメンテナンスのため閉鎖中。今後、日本国内でキャス キッドソンの商品を購入する際には、主に英国のECサイトを利用することになるとみられています。
なお、日本でキャス キッドソンのコスメ分野は伊藤忠商事が展開しており、ハンドクリームやリップバームなどの化粧品は今後も変わらず入手できるもようです。
キャス キッドソン ジャパンの破産に対し、Twitter上では、「大好きだったからショック なくならないでほしい」「閉店悲しい」と日本からの撤退を惜しむ声が。バッグやパスケースなどの日用品を愛用しているという声も多く、「また買える日が来ますように」と日本への再進出を願う人も見られました。
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