これがあの「ゲームボーイカラー対応ミシン」!? 布マスクを作ろうとしたらマニア垂涎の珍品が発掘される
ゲームボーイの操作で刺しゅうができるコンピューターミシン。20年ほど前の製品だけどまだまだ現役。
新居に置けないからと、妹が実家に持って帰ってきたミシンが最強すぎた――。そんなツイートとともに紹介された、「ゲームボーイカラー(GBC)が埋め込まれたミシン」という珍品が驚嘆の声を呼んでいます。これは「ヌオット」! GBCで刺しゅうできるヌオットじゃないか!!
ヌオットはジャガーが2000年代前半に発売したコンピューターミシン。別売の刺しゅうユニットとGBC、同梱の専用ソフトで機能を拡張し、GBCで選んだ図柄を自動で刺しゅうできます。2019年には、ゲームボーイソフトのコンプリート目前のコレクターが、最後の1本としてヌオット用の別売拡張ソフト「MARIO FAMILY」を探し求めていたことで話題となり、知名度を増していました(関連記事)。
そんなレアものがどうやって出てきたのか? 投稿主のいこぴこ(@icopico_DQX)さんに詳しい話を聞いたところ、布マスクを手作りしているときに、妹さんが「使っていいよ」と引っ張り出してきたのだそうです。「ウイルス流行→マスクを手作り→GBC対応ミシンが発掘」とは、経緯までレアですね。
ヌオットは発売当時に購入されたものの、ほとんど使わずにしまわれていたそうで、そのせいか保存状態は良好。いこぴこさんはきれいに残っていた箱や同梱品の写真と動画を提供してくれました。動画では、「メダロット」シリーズなどを手掛けた開発会社、ナツメ(現ナツメアタリ)がクレジットされているという発見もありました。
こうして不思議な因果で見つかったミシンは初見の人も多く、「こんなのあったのか!」と話題に。「販売員時代、売るのに苦労した」と当時を懐かしむ声や、後継製品の「ヌエル」を今も現役で使っている人など、リプライはさまざまな感想で盛り上がっています。
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