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8年前の2012年5月18日、消費者庁が「コンプリートガチャ(コンプガチャ)」を違法とする見解を示しました(関連記事)。
「コンプガチャ」とは、ガチャから入手できる数種類のアイテムやキャラクターを全てそろえる(コンプリートする)ことで、さらに上位の景品が手に入るシステム。当時のソーシャルゲーム業界ではごく当たり前に用いられていた手法で、イベントの「目玉」として扱われることも珍しくありませんでした。
そうした中、12年5月の読売新聞で「コンプガチャは違法である可能性」が報じられ、業界に波紋が広がります。景品表示法で禁止される「絵合わせ(特定の絵柄を数種類そろえることで景品がもらえる仕組み)」に該当する可能性を消費者庁が示したのです。
5月18日、消費者庁はコンプガチャを違法とする見解を正式に発表。日本オンラインゲーム協会(JOGA)はガチャについての新たなガイドラインを策定し、コンプガチャ以外にもユーザーの射幸心を過度に煽る手法を自粛する方針を決定しました。(関連記事)。
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