英ロックバンド、QUEENのギタリストであるブライアン・メイが5月25日、自身のInstagramに動画を投稿し、軽い心臓発作で「死にかけた」と明かしました。7日には、ガーデニング中のけがで病院に運ばれたことを報告していましたが、その後に起こった心臓発作が命の危機を感じさせるものだったようです。
ブライアンは先日のけがについて、ガーデニングに励んでいたところ、大臀筋(だいでんきん)を痛め、強い痛みによりしばらく歩けず眠ることもままならない日々を送っていると語っていました。以降、屋外で散歩する写真やギターを演奏する動画をシェアし、順当に回復している様子をみせていましたが、実はずっと「誰かがスクリュードライバーを背中に押し付けているような」痛みを感じ続けていたそうで、その違和感からMRI検査を受けたところ坐骨神経の圧迫が判明。「50年間左肩にストラップをかけて重いギターを抱え走り回っていたからかな。でもたぶんその価値はあった」と説明しています。
そして背中の痛みが続く中、40分間ほど胸に痛みを感じ、軽い心臓発作を起こしたとのこと。原因は3本の動脈がうっ血して血液供給がうまくされていないことであると分かり、開胸手術をする代わりに動脈を広げるためのステントを3つ装着したとのこと。さすがのブライアンも一時は混乱したようですが、「また人生を歩むことができてとてもありがたい」と今では穏やかな気持ちを取り戻しているようです。そして「ほとんど死にかけたんだけど、痛みはまったく別のところからきていた。でも今は元気だしここにいる。ロックする準備はできてるよ」と続けています。
また、ブライアンは医師の技術をたたえ、感謝もコメント。一方で、健康だと信じていた自身の身に起きた一連のできごとにはショックを受けたことも明かしました。
コメント欄では、「私たちに話してくれてありがとう。公の場でこんなことを話すのは簡単なことじゃないよね」「ドクターがうまくやってくれてとてもうれしい。YOU ARE OUR CHAMPION」「僕も3つステントを付けているからそれが怖いことってわかるよ」など、個人的な話を詳細に語ってくれたブライアンに感謝する声や、回復を喜ぶ声がみられました。
現在72歳のブライアンですが、次々訪れた痛みに心折られることなく回復へと向かおうとする姿に勇気付けられる人も多かったもよう。多くのメッセージを受け取ったブライアンは、26日にも動画を投稿し、「今はとても良くなっている」と伝え、「ありがとう、ありがとう、ありがとう」「決して忘れないよ」と回復を支えてくれた人々に感謝を伝えています。
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