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「すべての父ちゃんたちへ」 クレヨンしんちゃん、ひろしが野原家の5年間を振り返るWeb動画に胸が熱くなる(2/2 ページ)

ひろしが「みさえも大変だっただろうな」と思い返すシーンも描かれています。

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高橋渉監督コメント

―― 完成した動画をご覧になって、いかがですか。

 ひろしの内面という題材だけで一本の作品を作れることになるとは思わなかったので、新鮮な気持ちで取り組めました。改めて野原ひろしについて考えることになったのですが、やっぱりひろしはスゴイようでスゴクない、親しみやすいとーちゃんだなと思いました。仕事も忙しい、初めての子育てにも奮闘、と本当に大変な時期を過ごしていると思うんですけど、グチるしボヤくし足も臭いしとカッコよくないところを隠さないところが魅力的、というか、自分自身ほっとさせられます。そんなカッコ悪い本音を出せるのも、妻のみさえやしんのすけ・ひまわり、家族みんなが受け入れてくれるからでしょうね。ステキな家族ですよね。

―― 今回の動画の見どころを教えてください。

 野原家の5年間を描いているので、全員の成長ぶりなど見てほしいです。しんのすけが生まれてから5年、子育てのはじめの5年間って嵐のように大変な時期であると思うのですが、その中にも嬉しいこと、苦しいこと、色んなことが起こると思うんです。父・野原ひろしという存在を通じて、そんな色んな感情を描いているところが見どころじゃないかなと思います。

―― 今回の動画に込めたメッセージを教えてください。

 ひろしの生き方を通して、頑張る力や勇気や温かい気持ちを届けられたらなという想いを込めました。また、いつものようにクスッと笑えるシーンもあるので、野原家と一緒に笑って楽しんでもらえたらなと思います。

―― 多くの「クレヨンしんちゃん」シリーズの作品に関わってこられた�橋さんですが、WEB動画の監督を務めたのは初めてだと思います。劇場版との違いはどのようなところにありましたか。

 単純に言うと映像の長さですね。劇場版と比べ、WEBアニメは短いので、その短さの中で伝えたいことを伝えるという難しさがありました。なので今回のアニメは「野原ひろし物語」という大長編映画の予告編を作るような気持ちでのぞみました。また、制作スタッフの皆さんも古くから知っている信頼できる方ばかりだったので、いい意味で力を抜いて取り組むことが出来ました。

―― 最後に、動画を見る方々や全国の「クレヨンしんちゃん」ファンへ、メッセージをお願いします。

 きっと力をもらえる動画になっていると思います。これを見て、全国のとーちゃんたちに「ありがとう」の一言でも感謝の気持ちを伝えてほしいです。「ありがとう」が、今の日本全体を少し明るくするんじゃないかと思います。

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