カプコンやバンダイナムコエンターテインメントが、世界的なゲーム大会「EVO」への不参加を発表しました。EVO主催へのセクハラ告発を受けての決定としています。
※EVO開催中止が正式に発表されたため、記事末尾にその旨を追記し、記事タイトルを変更しました
EVOの公式Twitterでは7月2日、主催企業の幹部Joey Cuellar氏が過去に未成年者へのセクハラ行為を行ったとするネット上での告発を受け、第三者による調査を行う間、同氏を休職とすることを発表しました。
同氏自身もTwitterで「申し訳ありません。誰も傷つけるつもりはありませんでした。私は若く向こう見ずで、誇れないことをしました。私は20年間で成長しおとなになりましたが、それで許されるわけではありません」と謝罪しています。
メイントーナメントタイトルを提供するカプコン(「ストリートファイターV CHAMPION EDITION」など)、バンダイナムコエンターテインメント(「鉄拳7」など)はこの事態を受け「Evo 2020には参加しない」と表明。オープントーナメントタイトルを提供するNetherRealm(「モータル・コンバット11」)、Mane6(「Them's Fightin' Herds」)も不参加を知らせています。
またEVO優勝経験のあるSonicFoxさんなどのプロプレイヤー、コメンテーターからも不参加の表明が相次いでいます。
なおEVO 2020はリアルイベントは開催中止となっており、オンラインで7月4日から「EVO Online」として開催予定となっています。
【7月3日12時30分追記】EVO Onlineの開催が正式に中止に
EVO公式TwitterはTwitterで、4日から予定していた「EVO Online」について開催を中止すると正式に発表しました。
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